だってワタシ、120点だもの。【単行本版】

120点、、て何だろう。

だってワタシ、120点だもの。【単行本版】
Pom
Pom
9ヶ月前

これはまた、すごく闇が深そうな作品だと思いました。 美咲が幼少期にマウントをとっていた瞳たち家族が引っ越してきて、美咲達の生活が変わり始めた。 瞳は知ってて引っ越してきたのか、復讐なのか、何なのか、意味深な所多々あり。 そして表紙の美咲と瞳が怒りにも似た涙を流しているのが印象に残りました。 先が読めず、この先の展開に予測がつかないですが、3巻以降、各々の目線で物語が描かれることもあるのでしょうか。。?  涙と怒りは紙一重、、なのかな。

神田ごくら町職人ばなし

職業漫画の極致でもあり、実は美少女漫画でもある

神田ごくら町職人ばなし
mampuku
mampuku
9ヶ月前

この作者の漫画を初めて読んだが、いったい何者なんだ…… トーチらしい漫画といえばそうだが、果たしてどれだけの知識、取材、リサーチがあればこれほどの解像度で江戸の街が描けるのか。陳腐なコメントになってしまうが職人たちの息遣いや染め物や木材の匂いなどさえも感じられるほど。 ただそれだけでなく、職業モノの短編としてとにかくストーリーがエモい。特に1巻後半の『左官』にはクリエイター物の魅力が詰まっている。江戸というひとつの場所と時代を切り取っていながら、悠久の時間をも感じさせる。 少し幼い顔立ちの女の子が主人公の話が多いのも特徴だ。職人漫画というやや堅苦しくなりそうな舞台がぱっと華やかかつ柔らかくなる、という一般的な美少女漫画的な効果も確かにありつつ、三者三様に奮闘する彼女たちの姿に、この時代にも色々な女性の生き方があったのだろうなと想像させられる。

BEASTARS

個人的読書録

BEASTARS
mampuku
mampuku
9ヶ月前

■6巻まで読了 肉食獣たちの反社組織「シシ組」が、「ライオン組」でも「獅子組」でもなくなぜカタカナだったのかが伏線回収される。「ししおどし」の「しし」ってことね。 社会派だったり哲学的だったりする部分がフォーカスされやすいけど、結構しっかり少年漫画してるところも好き。 思春期の時分に読んでいたらがっつり性癖歪められていたかもしれない。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

異世界美少女動物園

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました
宮っしぃ
宮っしぃ
9ヶ月前

異世界に転生した社畜が不老不死の力を得て300年ひたすらスライム倒してたら最強になった、という物語 登場キャラはロリから真面目キャラからお姉さんまで色々な美少女キャラが登場 異世界物ではあるが、冒険やバトル要素よりスローライフコメディ要素が強め 個人的には4コマのきらら枠の様な読み応えでした のんびり異世界ライフ好きなら楽しめる良作だと思います

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

1章から終わりまでの落差が...

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人
宮っしぃ
宮っしぃ
9ヶ月前

1章の時点ではかなり続きも気になるグロありサスペンスって感じでした 猟奇殺人と謎の生物とのサスペンスあり、グロあり、伏線要素あり、と面白いと思ったんですけど... 4巻から2章が始まり、突然の作画変更 もちろん1章の可愛らしさの中にもグロさと迫力があり、良い感じで狂気も感じるイラストからの変更ですから 物語も途中からはSF要素強めのストーリー展開になっていき、個人的にはこの時点でいまいちのめり込めなくなってしまいました つまらないわけではないですが、もう少し物足りないなぁという感想です

すべては子どものためだと思ってた

どうにか生き延びてほしい #1巻応援

すべては子どものためだと思ってた
野愛
野愛
8ヶ月前

どんなホラーよりミステリーより恐ろしかった。 ちょっと心配性で責任感の強いお母さんと、体が弱くて優しい息子。それだけならよくある家庭なのに、心配が愛情がどんどんエスカレートしていく。 いつから愛情でなくなったのか、暴力に攻撃に支配になってしまったのか判断がつかない。明らかに狂ったポイントはあるけれど、その前からずっとずっとおかしい。 どこかで救いがあるのかと思ったけれど、エンターテイメントとして創作された作品ではないだろうしまあこうなるか…と。親がおかしくなってしまったら、子どもは逃げるしかない。そうするしかない。 いつか大人になれば…なんて無責任なことは言いたくないけれど、こんな家庭で抑圧されている子どもがいるならばどうか逃げ場を見つけてほしい。正しい大人を頼ってほしい。どうにか生き延びてほしい。

獅子と牡丹

潜伏キリシタンの秘宝を探せ!『獅子と牡丹』を語ろう

獅子と牡丹
かしこ
かしこ
9ヶ月前

今作は『潜伏キリシタンの秘宝をめぐる壮大な歴史ロマン』だそうです。高浜寛先生ファンの方ならば「先生が長らく準備されていた連載がようやく始まった!」という感慨があるのではないでしょうか。先生ご自身が「歴史漫画の醍醐味は取材である」と断言されている通り、出身地である天草に移住されて歴史や地理はもちろん、ついには古文書の解読に至るまで徹底的に取材されているそうです。壮大すぎて物語の全貌が見えるのがいつになるか分かりませんが、このサーガを皆で見届けましょう!

お慕い申し上げます

現代のリアルなお坊さん事情も分かる

お慕い申し上げます
かしこ
かしこ
9ヶ月前

主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。

推し殺す

推しを殺したい

推し殺す
ゆゆゆ
ゆゆゆ
7ヶ月前

憧れすぎて、好きすぎて、これはもう嫌いなのかもしれない。 そんなセリフを言う恋愛漫画があったような気がする。 これはそれの漫画描き版といえばいいんだろうか。 自分がマンガ家・大森卓を超える存在になって、大森卓を殺したいという意味不明な発言をする大学1年生女・三秋縁。 人に作ったものを見られると快感を覚えるという性癖も意味がわからない。 普通なら見られることに抵抗を覚え、それに抗って人に見せ、批評を聞いて、プライドをずたずたにされながら強くなっていくはずなのに。 作品を見られて快感を覚えるせいか、配布するほど、見られることに躊躇がない。 作品に対する指摘はその場で直し始める。 この子、ものすごくできる子だ!! 対して主人公の小松くん。 若い時分に、ネットで好き勝手に作品を批評され、荒らされ、潰れかかっている所を担当らしき編集者はリアルでも批評してメンタルを潰してきて。 トラウマが深すぎるだろうに、小松のトラウマを横に置かせてしまう、三秋さんのマイペースさもなかなかすごい。 デコボコというか、デコデココンビだと思うのだけど、この二人によるボーイミーツガール&サクセスストーリーとなるのか。 今後の展開が楽しみ。

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット

ウィルスによりネコに触れられるとネコ化してしまうパニックSF

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
キャロ
キャロ
4日前

と見せかけて、ただただ猫が可愛い漫画 バンド・デシネ風の力のある描き込みとゾンビ映画の様にシリアスな雰囲気で話は進んでいるが、ゾンビの様に撃退するわけにはいかない。なんたってネコはカワイイから。 真面目な場面のはずなのにウンチク挟んで来るギャップがたまらなく面白い 現在4巻まで発売してるが、月刊連載のためか絵柄が変わってしまってるのが少し残念 とは言え完結まで見届けたいと思うぐらいのポテンシャルがあるネコ好きにオススメの漫画

スキップとローファー

複雑で繊細な人間関係

スキップとローファー
素人ノワール
素人ノワール
9ヶ月前

こんなに人間関係と心情変化を書き上げる漫画なかなかないです… むつみと志摩は勿論、その周りの人間から見たむつみ、自己分析と反省。 さらっと色んなことがモリモリで凄すぎます。 多感な学生時代は人間ここまで考えるんですよね…1番人間として成長していく時期。 見てて微笑ましかったりほっこりしたり色んな感情が動く作品です。

四丁目の夕日

トラウマになるか大好きな作品になるか人による

四丁目の夕日
かしこ
かしこ
9ヶ月前

「これを読まずして、80年代のサブカル・コミックは語れない。」とあらすじに書いてあり「そ、そこまで断言するんだ!」と思ったので読んでみました。もちろんタイトルと何だかすごい漫画らしいと言うことはぼんやりと知っていたのですが、こんな話だったとは…。これはネタバレなしで読んだ方がいいですね。でも誰にでもオススメできる漫画ではないから難しい。子供が読んだら確実にトラウマになるやつです!!私は「ここまで徹底的にやるってすげーな!」と読んでいて笑いが込み上げてきました。メインの山場が2つありますがどちらもヤバいですね。作者のあとがきにあった「当時ガロを印刷してた職人さんも、これにはたいそう気を悪くされたそうだ。」にじわじわきました(笑)。

幼稚園WARS

ブラック幼稚園と〇し屋のポリシー。

幼稚園WARS
OsamaBinLaden
9ヶ月前

作中では何度か○し屋連中が『正義の味方ぶるな』と怒る描写があるが、あれは「○しを正当化する」ような姿勢にカチンときたのではないか。むろん自らを最強の「悪」と表現する幼稚園側に正当化してるつもりは全くない。だが善悪を区別することすらできず幸せも平和な世界も望めない〇し屋が最も嫌うのは「犯罪まがいの真似をしながらヒーローを気取る半端者」ではないのかと思う。現実でも路駐の車やナンバーをネットで晒したり私人逮捕系のyoutuberなどやたらと他罰的な正義感を振りかざす奴は多い。 対照的に〇し屋の世界は〇すか〇されるかの世界だから善悪の入り込む余地はない。金のためなら○すと言うくせに金を出すと言う命乞いには耳を貸さず、標的が女子供でもきっちり○す(責任感)は○しが非道だと知ってるからこそ持てたのだ。

宵子の肖像

サスペンス?ミステリ?絵画の秘密

宵子の肖像
ゆゆゆ
ゆゆゆ
9ヶ月前

いったいいつの時代の話かわからなくなる、耽美的な絵柄。 でも宵子さんがいる雰囲気には、この絵柄が合っていると思う。 偶然、自称怨霊の宵子と出会った大学生の華。 未練を果たせば成仏できるかもとのことで、手渡された煤けた絵画のキャンバス。 怨霊とは思えないほど、素敵なお姉さんの宵子さんに、こちらも目を惹かれてしまう。 素敵なお姉さんだけどやはり怨霊のせいか、さらっと、呪いにかかったから死ぬだの、内側から恨みや憎悪が吹き出してくるだの、怖いことを言ってきてくれる。 そこがまた魅力的に思えてしまうんだけれども。 少しずつ明らかになっていく、宵子さんに起きたこともまた興味深い。 焼夷弾ということは、彼女は戦中を生きた人でいいんだろうか。 怨霊でもおしゃれな宵子さん。 宵子さんを失うのが怖い華。 これから、どういう展開になるんだろう。

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