問いのない答え

長嶋有×鶴谷香央理

問いのない答え
名無し
9ヶ月前

最近webアクションでは新・長嶋有漫画化計画的な企画で連続して小説の短編が読切漫画になって公開されていますが、コレもその1つ。 最初の何作かは目を通したのですが、数が多いため保留。鶴谷香央理先生の作画ということで久々に読みました。 長嶋先生の作品を小説で読んだことはないのですが、ゆったりとした空気とこの独特の読後感がいいですね。震災がテーマということで読むのに少し気合が入りましたが。 心配される側が心配してもいいし、関係ない他人が勝手にその存在に希望を感じ感謝しても良い。そう感じられるお話でした。

会社と私生活-オンとオフ-

会社員の真の姿×2 #1巻応援

会社と私生活-オンとオフ-
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

『クノイチノイチ!』の金沢真之介さんによる新作です。 オンの時には同じ会社で働く社会人でありながら、 オフだとコテコテのロリィタ男子になる甘田奏太郎(あまたそうたろう)と オフだとゴリゴリのパンク女子になる阪久明(はんくあきら)。 そのふたりがお互いに秘密にしているオフの姿で出逢い、互いの正体には気付かず知り合っていく物語です。 「変身」と「ギャップ」は古来から少女マンガの花であり、時代を問わず人類の大好物であるもの。みんな大好きでしょう、こんなの。見た目は激強なふたりが、お互いに遠慮がちに距離を縮めていく初々しさがたまりません。そんな中で、誰にも言えない自分の本当の在り方を優しく肯定してもらえる瞬間など、心の中の赤ちゃんが「てーてー!」と泣き叫びます。 普段は物腰柔らかで優しいイケメンの奏太郎がロリィタ武装時して美少女になったときのかわいさや、普段は地味な経理のメガネ女子で無愛想な明がバッチバチにキメたときのカッコよさ。それらが、金沢真之介さんの絵力で強く押し出されてきます。 読切の「いっぱい出して♥淫魔のピンチ」なども含めてこれまでは結構エロの方に振ることも多かった金沢さんですが、エロなしでもシンプルにキャラのかわいさだけで十分蔵が立ちそうです。 奏太郎と明、ふたりの関係性の展開やそれぞれの奥底にあるものが気になります。

湘南らーめんガール

これは良いローカル漫画

湘南らーめんガール
たか
たか
7ヶ月前

マンバでクチコミを見て面白そう!と思い1巻無料なので読んでみました。 私自身、大学で出来た仲の良い友人が茅ヶ崎出身なのでものすごく楽しく読めましたし、江ノ島行くのに江ノ電使わないとこで笑いました。主人公(長野出身)が「湘南って都会なんだろうな〜!」と期待していたところ好きです😂 私も進学で地方から出てきたので「神奈川は東京と同じくらい都会だろ!」と雑に認識しており、田園都市線の窓からデカめの畑が見えて「横浜に畑ってあるんだ!??」と衝撃を受けたことを覚えています。わかる。 湘南にこんなにたくさんラーメンの名店があるとは知らなかったので今度友達と行ってみようと思います!

魔法陣グルグル

HAPPY UFO PARTY 2023終了(+オンラインもあるよ)

魔法陣グルグル
djsouchou
djsouchou
9ヶ月前

遅ればせながら4年ぶりの現場開催となったHUP2023にお越し頂いた皆様、ありがとうございました! 自分の前座DJの同録をYouTubeに上げてるので、良かったらお時間ある時にでも聴いてみて下さい。 https://youtu.be/TrqkGdjexJ4 ところで、本年も衛藤先生個人でのオンライン開催がございます。 https://www.youtube.com/live/dtAHxu9t2Hc?si=Qr62kgt84ZuTjRsl ご用とお急ぎで無ければ是非。

拝啓 高井研一郎様

拝啓 高井研一郎様の感想 #推しを3行で推す

拝啓 高井研一郎様
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
9ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の好きな高井研一郎ネタだ。今まで色々高井研一郎を描いたマンガを読んだが圧倒的に一番悪そうな見た目がいい。JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~に出てきてもおかしくない雰囲気だった ・特に好きなところは? 最後のコマ。高井研一郎の3回やった?と言われる生前葬を思い出したね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これ単体読んでも面白いですが他のマンガに登場する高井研一郎に比べてみるのもおすすめです。 ちばてつやが描いたの「マジック野郎」と同一人物とは思えないね・・・ 後読むなら横スクロールまたは雑誌本体で読むのおすすめです。

忘れえぬ人

忘れえぬ人の感想 #推しを3行で推す

忘れえぬ人
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
3ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の大好きな高井研一郎ネタだ。昌原光一が高井研一郎のアシスタントをしていたのは初めて知ったがそういや今から15年くらい前に出ていた吉本興業とワニブックスが出していた「コミックヨシモト」で高井研一郎が桂三枝(現:六代桂文枝)が原作の「桂 三枝の上方落語へいらっしゃ〜い」を描いて「吉本壱番館」を昌原光一も描いていたな ・特に好きなところは? 昌原光一の描く高井研一郎全てだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! このマンガ単体でも面白いですが元ネタの一部にもなっている2015年に発売した阪神タイガース80周年増刊にある高井研一郎の「タイガースラプソディー」を読むと楽しめます

ガス灯野良犬探偵団

『緋色の研究』より前のホームズと「ベイカー街イレギュラーズ」 #1巻応援

ガス灯野良犬探偵団
兎来栄寿
兎来栄寿
9ヶ月前

本格ミステリ『体育館の殺人』の青崎有吾さんが原作を、『リクドウ』の松原利光さんが作画を担当する、19世紀末のロンドンを舞台にした新たなミステリ。 19世紀ロンドンといえば、コナン・ドイルが生んだ世界中に愛好家がいる最も有名な探偵、シャーロック・ホームズですね。本作は、そのホームズを助ける浮浪少年のリューイが主人公の物語です。 巻末に北原尚彦さんの解説がある通り、ホームズ正典における「ベイカー街イレギュラーズ」、ホームズからお駄賃をもらって彼を助ける1ダースの浮浪少年たちという存在からリューイは着想されているものと思われます。 レストレード警部のような原作でもよく見かけた登場人物や名前だけ言及された事件名などが登場して、原作で書かれていたわけではないけれど仄めかされていた事柄を上手く繋ぎ合わせながら補完するような立ち位置の新たなシャーロック・ホームズの物語となっています。ホームズがまた開業したばかりでワトソンと出会う前段階ですね。 とはいえ、ミステリとしてサスペンスとして、また明日もわからぬ浮浪少年が今日を必死に生き抜く物語として純粋に面白いので、ホームズをまったく知らなくても面白く読めることでしょう。本格を得意とする青崎さんらしい、質実剛健な謎解きの楽しみを味わえます。 また、松原さんの高い画力で描かれる19世紀末のベイカー街と息衝くようなキャラクターたちがとても魅力的です。リューイの目力が良いですね。ホームズも癖はありながら、ずば抜けた慧眼を発揮するところはやはり格好いいです。アクションシーンも迫力があります。 今後、原作の他の有名なキャラクターたちは登場するのか、どのように料理されて提供されるのか。非常に楽しみです。

辺境の薬師、都でSランク冒険者となる~英雄村の少年がチート薬で無自覚無双~

少年ファンタジー物として高クオリティ

辺境の薬師、都でSランク冒険者となる~英雄村の少年がチート薬で無自覚無双~
宮っしぃ
宮っしぃ
9ヶ月前

まず作画のkakao先生好きなんですよね、成年コミック描いてる方ですけど、個人的にかなり刺さるイラストが多い 今回もkakao先生描くの?!と思い読みました 異世界ファンタジー物としても、少年マンガらしいバトルや成長や冒険などなど、総合的にクオリティが高い作品 そして何よりもkakao先生の描くかわいいキャラとエロさ... 物語は伝説の薬師のめちゃくちゃ強い弟子が都会に出て大成していく内容 良くある異世界物っぽいが、イラストだけでも読む価値大いにあると思うので、今後かなり期待できる良異世界ファンタジーですよ

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

VRMMO冒険ファンタジー

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
宮っしぃ
宮っしぃ
9ヶ月前

女子高生がVRMMOファンタジーゲーム始める時に、知識なく防御に全ステ極振りしてスタート 無知から始まる謎スキルのゲットや、色々あって手に入れたスキルが重なりに重なり無敵要塞状態の主人公 友達もノーダメキャラやら、攻撃極振り破壊神双子、歩く魔法図書館みたいなキャラやらなにやら、独特なキャラが登場 わいわい冒険したり、まったりしたりとファンタジー物としても色々な要素が楽しめ、コミカルで可愛らしいタッチのイラストもあって、ものすごくほんわかした内容になっている ファンタジー物好きな人なら読んでおいて損無いと思いますよ

淡島百景

歌劇学校に通う少女たちの青春群像劇

淡島百景
リョーコ
9ヶ月前

淡島歌劇学校合宿所、通称寄宿舎で生活する少女たち+αの青春群像劇 メインは少女たちなんだけど、歌劇学校で今は教鞭をとっている先生の若い頃の話とか、昔やめてしまった人の話とかもある。 レッスンの話そんなにない。どちらかというと熾烈なトップ争いのある歌劇学校で屈折してしまった姿とかそれでも真っ直ぐ生きようとしている生き様的なところがメイン。これからはレッスンの話も増えるかもしれないけど。 今のところ1巻が出ていて、この夏に2巻がでる予定らしい 試し読みは1話だけできる模様! http://webcomic.ohtabooks.com/awazima/

寿々木君のていねいな生活

「寿々木君のていねいな生活」感想

寿々木君のていねいな生活
ニーナ
ニーナ
9ヶ月前

心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。

煙たい話【単行本版】

関係を表現するための言葉が社会に足りていない!

煙たい話【単行本版】
ゆゆゆ
ゆゆゆ
9ヶ月前

家族?かなと思ったら、冒頭で違うと書かれていた。 友達なんだけど、一般的に想像される友達ではない。 恋人でもない。 一緒にいて居心地がいい人。 それは一体何なんだろう。 じゃあやっぱり友達かな。 でも、それなりの年齢で、共通点は同級生で、それでルームシェアなんて、一般的な友達の枠からズレていて、それを説明するのが面倒。 わかるようで説明が難しい武田くんと有田くんの不思議な関係性。 それから、籍を入れていないけど、子連れ女性と同棲している店長。 けじめを付けるところは付けろと妹を介して伝えてくる老いた親。 話だけ聞いていて、板挟みの姪。 姪にも悩みがあって。 友達に彼氏ができたら友達として遊べなくなるの? 嫌だとは言えないの? 武田くんと有田くんの何気ない日常に加えて、うまくいっているのに、世間の常識に合わせて語ろうとすると、機微がうまくいえない関係がつらつらと紡がれている。 落ちついた関係性に穏やかな気持になりつつ、ちょっと考えさせられる漫画。

こどもどろぼう

さすが、「不穏系ほのぼの」コメディー

こどもどろぼう
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

読んでいて、ほのぼの平和な気持ちになった直後に、いたたまれなくなってくる。 人は見た目ではないというけれど、少女が禿げたおじさんになってしまったら、いろいろ大変そう。 おじさんが若い奥さんと手を繋いで寝たり、奥さんと砂場で泥遊びをしていたり…。 発言も幼い。 存在しないおじさんなら、まだ旦那さんの心も穏やかだろうに、彼は存在する上に空き巣だったから心穏やかになれない。 娘に空き巣のおじさんが入っているのだから、なおさら心は穏やかでない。 母は、おじさん化してしまった娘のことを心配していつも通り接するけど、人知れずはらりと涙もこぼれる。 みのりがご機嫌のときはほのぼのしているのだけど、ふとした瞬間、読んでいる方も我に返る。 不穏な展開を感じて、その思いは一層強くなる。 早く戻って! へんな仮面が悪かったの? 早く戻ってーー!! あらすじを読んでも意味がわからず読み始めたのだけど、あらすじに書かれていた「不穏系ほのぼのコメディー」の表現はだてじゃない。 ほのぼのなのに、ほのぼのできない不思議な世界観。あなたもご堪能ください。

いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~

いま最も尊い純愛はこれ

いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~
ポコニャン
ポコニャン
9ヶ月前

めちゃコミックで配信されてる分全部読んでしまった〜。良いですねえこういう純愛は。歳のせいかな?なんか泣いちゃう。 でもまだふたりはすれ違ったまま…早くお互いの気持ちに気づいてよ…ッ!! ただ気づいたらその時点でこの漫画が終わってしまうよね。 きっとラストはこれ以上ない幸せが待っているだろうことはわかるけど、ずっと読んでいたい気持ちもある。フクザツ。

考える侍

考える侍の感想 #推しを3行で推す

考える侍
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
9ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何がすごい面白いかというのは説明がむずいが、タイトル通りの「考える侍」であった。俺の好きな最初の一話と最終話がちょっと繋がってるタイプのもいい ・特に好きなところは? 豆乳の壺のおちた二匹のネズミが一匹は溺死し一匹は生き残ったという雑談の回 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 寝る前に読む山田芳裕をマンガ何がいいと聞かれたら「考える侍」を勧めるね

片翼のドロップス

世界でただひとり空を飛べない少女の物語 #1巻応援

片翼のドロップス
兎来栄寿
兎来栄寿
9ヶ月前

『墜落JKと廃人教師』のsoraさんが、並行して短期連載していた作品です。 舞台は西暦3015年。温暖化と海面上昇により海が地球の90%を占めるようになったころ、人類は建物をどんどん高層化しながら自然と空を飛べるように進化したという世界。そんな世の中で唯一空を飛べない人間、「旧世代(ドロップ)」として差別を受けながら生きるのが本作の主人公・深海ツバサです。 「飛べない人間って人間なの?」 とまで言われてしまう世界。階段が設けられている学校すら希少で、移動のために常にマイハシゴを持ち歩いているヒロイン。まず、この設定が独特で面白いです。独自の理がある世界で必死に生きるツバサは白泉社の良きSF感を覚えさせてくれます。 そんな彼女が出会うのは、何やら謎めいた事情を抱えているイケメン・鷹月レン。彼との関係性も見所です。 ファンタジックな設定ですが、ツバサの抱える疎外感や無力感は現実の私たちと地続きであり共感できるものです。そんな中でも、ツバサだから見ることのできる世界の美しさ・素晴らしさもある。設定を上手く利用しながら実に良いシーンを描いているところもあって、好きです。 soraさんの画力がそれらをより引き立てているのもありますし、1話と最終話の対比構造も綺麗で素敵な物語です。 巻末には短編の「アブダクション」も収録。命の危機にあるときのツッコミたくなるところへのツッコミが好きです。

黒岩メダカに私の可愛いが通じない

これぞ王道ラブコメ

黒岩メダカに私の可愛いが通じない
六文銭
六文銭
9ヶ月前

モテまくる美女モナちゃんだが、クラスメイトの黒岩メダカだけはまったくなびかない。 仏門の身で修行中だからとか、そんな理由なのだが、煩悩に翻弄されないよう目つき悪く睨むことで耐えている。 誰も彼もに、ちやほやされていた彼女にとって、その態度が気に食わないから、彼女の心に火が点いて・・・という展開。 どんな男からも惚れられたいという神経は全く理解できず、むしろイヤなキャラになりそうなものだが、なぜか彼女だけは許せちゃうから不思議。 心の声が関西弁なのが、面白おかしくなっているのも理由なのかも。 あざといし、お色気作戦もやったり、なんでそこまで?と思わなくもないが、奮闘して基本失敗していく様は可愛い。 ライバルなんかもでてきて、別に好きでもないと言い張りながらも、焦る様も可愛い。 黒岩メダカも、男版ツンデレともいえる、時折デレて距離感が縮まっていく様もいいです。 もう好き同士でしょ? と野暮ったいことも言いたくなるが、そんなツッコミは抜きにして、ラブコメはこれくらい軽いほうが、個人的には好みだったりします。 THE・少年漫画のラブコメという感じです。

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