TAOTAO -タオタオ-

不思議な桃を食べてタオを使えるようになった武闘家の戦い

TAOTAO -タオタオ-
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

ジャンプGIGAの新連載。2017年の最初の号で連載系は出切ったかなと思っていたが、2号目からの新連載だった。 不思議な桃を食べるとタオを使えるようになって、タオを使う武道家が悪さをしているから同じく桃を食べた主人公が仙人からのお役目としてタオ使いの武道家を倒して、人間界に安定をもたらすって言う感じのマンガ。 絵が普通に綺麗なだけじゃなくて、戦いのシーンが、武道とタオの魔法的な絵柄がとてもマッチしていて迫力もあってとてもいい。 そして久しぶりにタオという設定を見てちょっと胸熱だった。

東京卍リベンジャーズ

唯一の彼女を救うため12年前にタイムリープして不良軍団でのし上がる

東京卍リベンジャーズ
名無し
1年以上前

タケミチが中学時代奴隷にされていた不良軍団が12年後に大規模な暴力団的なものに成長していて、当時付き合っていた彼女が殺されてしまう。ひょんなことからタイムリープできることを知って、12年前の過去に戻って彼女が死なない今を手に入れる!的なタイムリープものとしては鉄板ストーリー だが、和久井健は「新宿スワン」描いていたっていうのもあってか裏社会的な怖さとか喧嘩的な激しさがいい感じに混ざっているし、主人公のタケミチは結構ダメな男なんだがそこから成長していく感じもありそうでいいヤンキー少年漫画

駅から5分

1つの物語が重層的に語られて深みが増していく

駅から5分
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

一つの物語に出てくる主要な登場人物はだいたい二人くらいなんだけど、次の話でその二人とはまた違う人が出てくるんだけど、実は違う角度からさっきの物語を補完しているという話の作りになっていて、いろんな人の視点からいろんな人の出来事が掘り下げられていく。 1話1話も最初の方で「ん?どういうこと?」ってなるんだけど最後には「ああ、こういうことか」っていい謎解きをされた感じの爽快感がある。 すごく面白い。

応援は羽球に乗って

『応援は羽球に乗って』宵町めめ 週刊少年チャンピオン 2017年No.26

応援は羽球に乗って
名無し
1年以上前

「バド部の恥さらし」と言われるほどバドミントンの弱い主人公。 それでも毎試合、応援に駆けつける幼馴染の女の子たち(二人も!) うだつの上がらない主人公が、応援のおかげで徐々に前向きな少年に成長していく。 短い話の中でありながら、主人公の大きな変化が見どころかな。見開きページにも力強さがあった。

夜とコンクリート

文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」

夜とコンクリート
名無し
1年以上前

読み終わって最終的に「戻りたいけど戻れないあの時」を思い出すような作品。 だらだらとした大学生の夏休み、山のひらけたところでBBQの準備をしていたらTHE科学者ルックのおじいさんが現れて「宇宙人的な何かにさらわれた親友を助けるのに協力してくれ」と言われる。 超自然的な何かが出てくるSFっぽく話が進んでいくけど、全体的に懐かしい風景というか空気感があってあの頃に戻りたい欲がふつふつと湧いてくる短編

戦闘破壊学園ダンゲロス

ダンゲロスのボードゲームが酷い

戦闘破壊学園ダンゲロス
片桐安十郎
1年以上前

戦闘破壊学園ダンゲロスのボードゲームがこの前発売されたのですが、能力が原作そのまんまで酷いです。 脱糞したら蟻地獄を作れるとか キンタマを爆発させるとか 処女ならイチモツで貫けるとか(知りの穴の処女でも可)とにかく酷い だけどやってみるとすごく楽しい 後公式がユーザーがカードを自作出来るようにPhotoshopとillustratorで加工出来るレイヤーを配布してて自前のカードを混ぜて遊ぶのもとても楽しい

人生讃歌-能條純一短編集-

愛のある短編集 絵も綺麗で読み終わるとじんわりする

人生讃歌-能條純一短編集-
名前はまだない
1年以上前

男女の愛について描かれた5つの短編があり、最後の「冬の花火」だけ武論尊先生が原作についてます。 古めかしいわけではないが雰囲気としてどこか既視感のある思い出の中の風景という感じがしてとてもいい。そしてさすが能條先生は絵が上手いですね。 奇抜なストーリーではないが、登場する男女の心理が丁寧に描かれていてじんわりした味わいがあります。ラブストーリー・人生讃歌・冬の花火が特に好きでした。

熱海の宇宙人

出会いと別れの短編集 原百合子デビュー作

熱海の宇宙人
レレレのおばちゃん
1年以上前

1番古くてビーム2015年の5月号、最近ので2017年6月号だから2年の間に描かれたものをまとめた短編集。 どれも出会いと別れをテーマにしているように思います。世界観は現実感がありながらどこかファンタジック。 宇宙人が出てきたり、違う惑星に不時着した青年の話だったりするSF的なものから、バレエダンサーの青年が指人形みたいな妖精と出会う話まで、ちょっと不思議な話。 心理描写が繊細でまた描き方がとても独特なので読んでいてすごく引き込まれます。

アンロック

『アンロック』 原作:小林靖子/漫画:鎌谷悠希 モーニング25号

アンロック
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

モーニングの35周年読み切り企画CARNAVAL第七弾は原作小林靖子、漫画鎌谷悠希のコンビで『アンロック』しかも3号連続のストーリーになるよう。 テーマパークを改修して作られた刑務所が舞台で、そこでは囚人たちの懲役年数を金に換算して借金として扱っている。罪は働いて返せということらしく刑務官とかもいない独立都市的監獄。ちなみに殺人だと1億円くらいらしい。 そこに宗教大学の見習い僧が授業の一環?として「位牌回収」にやってきたんだけど、その位牌がなにやら事件を呼び起こしそうっていうところで終わった。 伏線というか話の盛り上がりそうなところが結構あって面白かった。

タケヲちゃん物怪録

世界一不運な女の子を妖怪たちが幸せにしてあげる話

タケヲちゃん物怪録
斎藤jr
1年以上前

魔王みたいなものに祟られているせいで、学校に行くだけでヘルメットとプロテクターが必要なほど不運にも事故とかに見舞われてしまうタケヲちゃんを百鬼荘の妖怪たちが幸せにしてあげる話。タケヲを幸せにすると、タケヲから陰の気が出て、それが妖怪にはとても美味しい食べ物なんだとか。 基本的に1話完結で、いわゆるアパートモノ漫画のよさでもある住人たちとのドタバタコメディが話の中心で、たまにほろっとするいい話もある。 妖怪たちに幸せにされていって後半になるにつれてタケヲの感情が豊かになって行くところも可愛い。 個人的には天邪鬼の話が一番感動的で好きだった。

ブラック・ジャック創作秘話

『ブラック・ジャック』を連載していた時期の手塚治虫

ブラック・ジャック創作秘話
ハリネズミモモンガ
1年以上前

『ブラック・ジャック』を連載していた(同時期に『ユニコ』『三つ目がとおる』『シュマリ』『火の鳥』『どろんこ先生』『ブッダ』『メタモルフォーゼ』も連載していたとか笑)ときの手塚治虫先生の様子を当時の編集やアシスタントに取材して漫画にしている。 面白さとしては主に、手塚治虫先生がどれだけ漫画にこだわりを持っていたかっていうことが知れるのが一つ、アシスタントや編集者がどれだけ振り回された(主に締め切りで)かの壮絶な話の面白さがもう一つ。 そして、何よりチャンピオンの壁村編集長のムチャクチャぶりがとても面白い。壁村編集長が一度スランプに陥った手塚先生を拾い上げた人でもあるんですが、居留守を使う赤塚不二夫の原稿を回収するために、電信柱をよじ登って部屋に入った話とかはほとんどヤクザみたいでめっちゃ笑えます。

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