萩尾望都・田中アコ短編集 ゲバラシリーズ 菱川さんと猫

化け猫ハートフルストーリー

萩尾望都・田中アコ短編集 ゲバラシリーズ 菱川さんと猫
渚ブルー
1年以上前

主人公の白湯子が会社に行ったら菱川さんの席に成人男性大の猫が座ってたっていうところから始まっていくんですが、この猫が菱川さんに化けていた化け猫のゲバラです。 白湯子だけがゲバラの変身を見破れるらしく、他の人は普通に菱川さんとして見えているんだけど猫アレルギーの人がくしゃみが止まらなくなっていたりして、そこらへんは猫を隠せないみたい。 どの話も人間社会に隠れ住んでいる妖怪たちとの交流?が描かれていて、妖怪の純粋さとかに気づかされることがある、みたいな話。特に1話目のゲバラとの話がそういう感じだった。 3話構成で、1話目と3話目がほっこり、2話目がちょっと悲しいけど一番好き。

四方遊戯 遠藤達哉短編集

戦う女の子が主人公の遠藤達哉デビュー作を含む短編集

四方遊戯 遠藤達哉短編集
名無し
1年以上前

遠藤達哉先生の読み切り作品をまとめた形の短編集。読み終わって気づいたけど主人公がみんな女の子だった。 ただ、どれもアクションとか主人公の男気的なところがかっこよくて少年漫画らしい話ばかり。 賞金稼ぎ養成学校を舞台にした「西部遊戯」が好きだったかな。親の七光りで偉そうにする悪役をクールに倒して正義執行っていう感じで。 それぞれのあとがきコメントで、締め切りギリギリですごく大変だったって描いてある作品ばかりでそこも面白くて好きだった。

やけっぱちのマリア

「性」を題材にしたダッチワイフに魂が宿るドタバタラブコメ作品

やけっぱちのマリア
名無し
1年以上前

手塚治虫が性や性教育をテーマに描いた漫画。当時は有害指定図書にも指定されたようだけど、手塚タッチの女の子の裸があるくらいで、今の漫画の方がよっぽど過激。 性に関する知識とかがストーリーの随所で退屈にならないように出てくる。話の内容もダッチワイフに取り憑いた生き霊(ヤケッパチの子供)のマリアとヤケッパチのドタバタラブコメっていう感じで面白いし、最後はビニール製品としてしか生きられないマリアの悲しみと愛情に涙するいい話。

戦争めし

『ちば少年の引き揚げめし』ちばてつや先生の体験談から

戦争めし
名前はまだない
6ヶ月前

『戦争めし』の17話として、ちばてつや先生が満州から引き揚げたときの体験をインタビューして描かれた『満州引き揚げめし』がヤングチャンピオン烈に掲載されています。 玉音放送の数日前から引き揚げまでを食べ物中心にしながらも当時の様子がよくわかります。ちば先生のご両親のたくましさとちば先生の温かさに触れられてとても良い回でした。

わずかいっちょまえ

優等生の女の子と死んでしまった愛犬のハートフルな話

わずかいっちょまえ
りょー1
1年以上前

母子家庭で一人っ子で優等生の遊川和好(わずか)と和好の心の支えだった犬のマッハ号の話。 死んでしまったマッハ号が幽霊的な感じで天界に止まって和好のことを見守っていたり現世に戻ってきたりするから、孤独感に苛まれる和好をマッハ号が幽霊パワーで助けるって漫画かなと思っていたらそういう訳でもなかった。 マッハ号は直接和好に関わることはほぼなく、マッハ号に頼りっきりだった和好がマッハ号から自立してちょっと大人になる話でとてもよかった。

さよならタマちゃん

武田一義自身の癌闘病記

さよならタマちゃん
名無し
1年以上前

今、『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』を書いている武田一義が精巣がんを患った時の闘病漫画 持ち前の可愛いキャラクターのおかげでいくらか読みやすいけど、抗ガン剤で苦しんでいる姿はやっぱり結構来るものがある。 そして、同じ病室になった人たちがやっぱり癌患者なんだけど、半分コミカルに楽しかったことを描いていて、半分シリアスに現実を描いている。 闘病と当時はアシスタントとしてまだデビューができていないっていう立場の両方の苦しさを乗り越えていく姿はよかった。

田辺イエロウ短編集 フェイク!

田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集

田辺イエロウ短編集 フェイク!
名無し
1年以上前

田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集。それぞれの作品に田辺イエロウのコメントがついている。結界師のプロトタイプ版もある。(結界師・指南之書にも収録されてるとか) 収録されている中で一番古い「闇の中」が一番インパクトあった。「一読しただけでは意味がわからないところが多い」ってコメントがあってまさかそんなことないだろって思ってたら実際急な展開でいつからそうなってたの?ってなった。 どれも世界観とか設定はシンプルなんだけどキャラクターが魅力的で面白い。

バイスパ69

現代では確実にアウトな表現が多すぎる

バイスパ69
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

暴力、下ネタ、スカトロネタしかない無茶苦茶なギャグ漫画 本当にそればかりで、普通のコマの方が少ない。 花の応援団のみたいに良い話があるかと思えばないし、ある意味ギャグ漫画のある種の到達点かな いろんな漫画を読んできたけど、これは読めばわかるとしか言えない

ぴんとこな

ただのホモということでよろしいですか?

ぴんとこな
ひろりんぬ
ひろりんぬ
1年以上前

歌舞伎をテーマにロマンスもありつつなおもしろい少女マンガ …なのは前半のみで、後半は恭之助と一弥の切っても切れない関係というか友情というかもうホモとしか形容できない関係にヒロインおいてきぼりなラスト。 でもおもしろいんだよなあ。 もういっそあやめなぞ出さずに描いても十分おもしろかったのでは?と思うんだけど少女マンガだからダメだったのかな。 とにかくこの作家はBL好きなんだろうなぁと、今連載している『僕の輪廻』を読んで思うのであった。

アリスと蔵六

魔法少女ルックだけどSFな世界観だった

アリスと蔵六
ずっころばし
1年以上前

表紙の絵とか1巻の感じだと魔法少女なのかなって思ったけど、読み進めていくとむしろSFの方がしっくりくるような設定だった。そして、まさか萌え系ですらなかったというのがちょっと驚きだった。。 大人になった紗名がちょくちょく出てきているようで、悲しいかもしれないけどいい終わり方になりそうで完結までが楽しみ。まだ先は長そうだけど。

河原の怪人

『河原の怪人』野田彩子 FEEL YOUNG 2017年6月号

河原の怪人
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

三十歳の男がコンビニのバイトをクビになって入水自殺をしようと川を訪れたんだけど、いざ死のうと思ったら自称幻覚の美人の女に自殺を止められる。女はしょぼい奇跡を起こして自殺をさせないようにする…っていう話。 前半は三十歳の男の境遇が悲惨なんだけどどこか振り切った悲惨さで笑える面白さがあるんだけど、最後ひっくり返される。 さすが野田彩子って感じでした。

帝一の國

応援上映やるらしい

帝一の國
片桐安十郎
1年以上前

帝一の國の映画の応援上映が決まったそうです。 応援上映というのは文字通り アイドルのライブコンサートのように 〇〇君頑張れーとか 〇〇君カッコイイとか サイリウムを振りながらやる上映会で 今回はコスプレ有り 校歌斉唱必須の応援上映だそうで 場面に合わせて拍手をしたり マイムマイムを歌ったり 帝一頑張れーとか言ったり 和太鼓のシーンでキャー!!とか駒くーんとか言ったりしていいそうですよ 僕は1回観に行きましたが応援上映も行こうと思ってます

居酒屋内戦争

『居酒屋内戦争』真造圭伍 ヒバナ2017年6月号

居酒屋内戦争
斎藤jr
1年以上前

第三次世界大戦の最中、敵に追われて二人の兵士が居酒屋に逃げ込むんだけど、その居酒屋が平和なときに二一人は客として飲みにきたことがあって一人は店員として働いていた居酒屋だったっていうそれだけの話なんだが、切なさとか平和の良さとかが詰まっててめちゃくちゃよかったよ

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