ほうき世界のアレアとイアラ

ボーイ・ミーツ・ガールから始まる夢と冒険に満ちたファンタジー #1巻応援

ほうき世界のアレアとイアラ
sogor25
sogor25
1年以上前

400年前に発明された"箒機関"という魔法科学によって発展した世界、図書館司書として働く本好きの少年・アレアはふとしたことをきっかけに歴史から忘却された"箒機関"を発明した伝説の魔女の名前を発見する。その名前"ERLA"を読み上げた瞬間、400年の時を越えてイアラが蘇り、アレアの目の前に姿を現したのだった…という場面から始まるボーイ・ミーツ・ガールストーリー。 そんな明るく楽しい希望あふれる物語…なのかと思いきや、ここから物語は急展開。イアラの代わりに伝説の魔女として歴史に名を残す魔女ヴィーゼの存在、魔法の使用を取り締まる政府特務機関ドライマギアの登場、そしてアレアの口から唐突に語られる「魔女狩り」の言葉。表紙の絵柄からは想像しなかった入り組んだ世界観が露わになります。 しかし!そんな世界のなぞを目の当たりにしても"本物の伝説の魔女"イアラの目に曇りは全くありません!この物語は、能天気で底抜けに明るい"伝説の魔女"イアラと歴史から隠匿された彼女の存在を世界に伝えると決心した少年アレア、2人の出会いから始まり世界を変えてゆく、夢と冒険に満ちた正統派ファンタジーです! 1巻まで読了

雪と松

絵で読む

雪と松
華子
華子
1年以上前

コマ割りが独特、吹き出しが独特、絵柄も大凡BL作品とは思えない劇画チックさで、読む人を選ぶ作家なのかな?と思いますが、ワタシ個人的には大好きです。 1ページ四コマ、台詞は少な目ですが、一コマ一コマが一枚の絵として成り立っており、絵を読む漫画では無いかと思います。 BL漫画といえば、性描写が近年露骨になっており、もはやポルノじゃないのか?と思えるモノが多いのですが、高橋秀武の描写の素晴らしい事。 漫画なのに比喩(波)で表現されたそれを初めて見たときは、はっとさせられました。 またギリシャ彫刻かよ、とみまごう描写により、ポルノ的なエロさを感じないのです。 あえていうなら、芸術的エロス。 恐らく、ご本人もそのあたりを目論んで描いているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?(知りませんね…) ラストシーンはものすごく良かったです。 時代に流されぬ、二人の深い愛を感じました。 天才か。

あなたを殺す旅【電子単行本】

タイトルがかなりエモい

あなたを殺す旅
華子
華子
1年以上前

タイトルだけ見て買った漫画はこれ一冊だけじゃないかと思います。 あなたを殺す旅 もうこの時点で心にグサっと来ませんか? タイトルまんまで、ただの構成員が若頭を殺す為に、車で旅をするロードムービー的な漫画です。 いくらなんでも、いきなりそりゃねぇだろ。 みたいな部分があるのは否めませんが、その辺をすっとばしても、終盤に近づくにつれ、この旅が終わらないでほしい。と願わずにはおれませんでした。

東京怪奇酒

清野先生の好奇心がいちばんこわい。でもかわいい

東京怪奇酒
野愛
野愛
1年以上前

東京都北区赤羽を読んで、清野先生の好奇心ハンパねぇなあと思いましたがハンパねえどころじゃないですね。 心霊スポットを酒のつまみにするなんて狂気の沙汰。好奇心バグってる!! 心霊エピソードを取材し、そこに赴くというのは実録・検証系の漫画や雑誌でもやっていることだと思うのですが、清野先生は全部興味本位というか「ほんとにそんなことあるんだー!すごーい!」みたいな無邪気さで突撃していくので思わず笑ってしまう。 好奇心が止められないんだろうなあ、と不思議なことに不謹慎さも感じない。あまりにも無邪気で楽しそうで微笑ましくてうっかりやってみたいなんて思ってしまったり…絶対やらないけど。 とは言え掲載されている心霊写真めちゃくちゃこわいです。ワンカップに写る顔めちゃくちゃこわい…。 ツレヅレハナコ先生の料理美味しそう。ボルサリーノ関さんの料理も美味しそう。

同級生シリーズ

青春時代を追体験できる。

同級生シリーズ
華子
華子
1年以上前

BLファンなら読んだことないんじゃないの?というレベルの認知度で、今更レビュー?という気もしますが。。。 絵柄の美しさもありますが、中村明日美子さんのすごいところは、漫画でありながら「行間を読ませる」ところです。 コマの余白にまで、物語を感じる事ができる漫画を描かれます。 演出が本当に上手いです。 同級生シリーズは、これ以外に三冊スピンオフ作品が出てますが、本編のこちらは現在もOPERAで連載中になります。 残念ながら次号で最終回との事で、まだ終わってもないのに、終わると知って泣きました。 いよいよか、と。 草壁と利人の二人が色んな困難を乗り越えながら、愛を育んでいく物語です。 簡潔に言いますと。 ただ、この二人の困難は大袈裟なものじゃありません。普通に生きていたら、誰にでもある、ちょっとした引っかかりだったりするのです。 そういった日常の延長線上に描かれる物語ですので、まるで自分の身近で起こった事のように、感じられます。 誰もが通る道だからこそ難しい、そんな青春時代を美しく再現しています。 未読であれば、男女問わず読んで頂きたい、そんな漫画でございます。

僕の先輩

先輩の男らしさったらない。

僕の先輩
華子
華子
1年以上前

いきなりブッ込まれる 「僕ぁ愛のハゲタカだよ!」 というこの台詞。 もうここからして、面白い気配しか感じません。 実際、お腹がよじれる程、笑えます。 登場人物が全員、面白い。 特に個人的に気に入ってるキャラは主人公はじめのバイト先の先輩バイトの大学生「世田谷練馬(せたがやれんま)」です。 名前を聞くだけで笑えてくる。 とにかく笑いのセンスもタイミングも抜群です。 それなのに、はじめの先輩に対する一途な思いが切なく胸を締め付けて、ホロリと泣ける。 一粒で二度美味しいという、あのお菓子のよう。 どのお菓子かは忘れましたが。 先輩の漢らしさも必見です。 なんせ、制服のシャツのボタンを留めないんだもの。(全開) これを漢と言わず何というか。

テセウスの船

ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても楽しめる

テセウスの船
六文銭
六文銭
1年以上前

小生、僕だけがいない街とか、タイムスリップ✕ミステリー・サスペンスが好きなんすよね。 事件を理解しているから修正していく要素も、結果として現代に影響を及ぼしてしまうのも、ほんのりロジカルな感じがいいんです。 本作も1巻読んで、これ超好き!と思っていたので、完結まで待ってました。 「待っている」理由は、至極単純で、ミステリー・サスペンスものは読み始めたら最後まで一気に読みたいんですよね。 じゃないと、毎回先が気になって発狂してしまう恐れがあるので。 (こういう方、多いと思います) テセウスの船も同様に、寝かせて楽しみの熟成をしていました。 まさか完結して速攻ドラマ放映とはね、やられました。 そんなの両方気になってみてしまいますよ。 そして、そのドラマの出来のいいこと。 (あんまりドラマ見ない勢だから、目が肥えてないだけかもですが。) 原作と犯人をかえるとかいう噂もあって、 結局、先が気になって発狂してしまう運命は避けられなかったです。 両方みているものとして、違いとしては原作のほうが犯人わかりやすかったなと感じました。 ドラマよりも怪しい雰囲気の人物が他にいなかったし、真犯人に関しても想像ができてしまいました。 そういう意味での驚きは少なかったのですが、とはいえ、最後にどういう終わり方するのかは予想もできなかったし、結末に関してはある種のカタルシスを得られました。 爽快感とは違うのですが、納得感というか満足感というか。 テセウスの船というパラドックスを使う意味も、最終話で再度納得した始末。(彼が、違う人になったのかどうかの疑問も含めて示唆してますね。) また、ミステリー要素だけでなく、本作は家族の描き方もいいですね。 こちらもドラマの影響が大きいのですが、家族が思い支え合っている姿に何度も心救われました。 犯人を追い詰めるハラハラする面も、家族の絆を描いたヒューマンドラマでほっこりする面も、両面で十分に楽しめる内容だったなと思います。 メディアミックスで相乗効果を得られた好例の作品ですね。

モンキーターン

競艇をまったく知らなくても面白く読める

モンキーターン
名無し
1年以上前

競艇をまったく知らなくても面白く読めます。競艇についてめちゃくちゃ丁寧に解説してあり、選手の生活の裏側なんかも知ることができる。レースにおけるスタートの重要性とかターンの難しさとか、ペラの調整に至るまで、競技そのもの見方が変わると思います。趣味全開の漫画だけど、競艇ファン以外にも読んでもらいたいと思う作品。ちなみに、しっかりラブコメ要素もあるのだが、これについては意見がわかれるとこなので触れないでおく。

ヤンキーショタとオタクおねえさん

男性が苦手で地味で奥手なヲタ女と、ちびっ子ヤンキー少年とのラブコメ

ヤンキーショタとオタクおねえさん
名無し
1年以上前

男性が苦手で地味で奥手なヲタ女と、ちびっ子ヤンキー少年とのラブコメ。女性向け漫画なので、よくあるヤンキー漫画みたいに不穏な空気になったり、嫌な気持ちになるような描写は少なくて読みやすい。ベタベタに媚びた感じではないのが良かった。

アルキメデスの大戦

面白い、全巻読まねばならなくなっちまった

アルキメデスの大戦
名無し
1年以上前

映画化されたこの「アルキメデスの大戦」ですが、原作を読んでいなかったので映画を観るのを見送ってしまいました。しかし、今回無料キャンペーンで1~3巻を読ませて貰い、単なる数学者がその知能を以って大型戦艦(大和)建造を阻止する物語ではなく、海軍内部事情(派閥問題)や国際情勢も踏まえた、私の様な爺さんにも読むに堪えられる漫画であると知りました。この無料の試読にまんまと嵌められ、全巻大人買いをしたくなった事を正直に認めます。

海のオーロラ

少女漫画の王道的ストーリー

海のオーロラ
名無し
1年以上前

生まれ変わりがテーマです。 舞台は古代エジプト。貧しくも健気に生きる少女が運命の人と出会う。その男性は、前世にも愛し合い、しかし、結ばれることはなかった恋人だった・・・という少女漫画の王道を行くストーリーです。 王家の陰謀や、三角関係四角関係にもつれるドラマに、10代の頃夢中になって読みました。ドロドロ感もあるので、今の若い人も結構ハマるんじゃないかと思います。

雑貨店とある

甘味+和雑貨、究極の癒しスポット。 #1巻応援

雑貨店とある
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

ああ、心がささくれ立っている。気が滅入る。心を手っ取り早く立て直したい、口角を上げて笑いたい……私はそんな時に、甘味が食べたくなる。 まずは一口、ほんの少しでいい、甘味を口に入れた瞬間の、脳がすうっとして、幸せな気持ちになるあの瞬間。 形は可愛く。目でも楽しんでから、少しずつ形を崩して、口の中に運んでいく。 そして食べる場所も、素敵な方がいい。あのいい感じの店に行く、という高揚感が、甘味の浪漫を倍増させる。 そんな素敵な甘味処を夢見る私の理想郷が、この作品にはあった。 ★★★★★ 場所は東京、「雑貨店とある」と看板が出ているお店。中には和雑貨が並び、落ち着いた雰囲気。店内には飲食スペースが設けられ、店主の手による飲料や甘味が提供される。 その店には何かに躓いたり、落ち込んだりする人が引き寄せられる。彼らは店の雰囲気と、何よりも提供される甘味に驚き、癒されていく。 季節のメニューが響いたり、懐かしの味に感涙したり、食材の意味に感動したり……という「メニューの小粋さ」も素晴らしい。しかしそれ以上に、どのメニューも甘さが脳天に響きそう! 店主の甘味は、自分のこだわりよりも食材や食べるお客の事を考えて作られていて、甘味好きのツボを徹底して突いてくる。お客と甘味の話をする、どこか呑気な店主は楽しそうだ。 そんな「雑貨店とある」は素晴らしい癒しスポットなのだが……店主もバイト君も暇そうなのが、ちょっと心配。 お客を立てて損をする店主と、店を心配するバイト君、そして大量の柚子の行方は……次巻も、大切な癒しスポットがつぶれてしまわない様に祈りながら、出てくる甘味の味を空想して愉しみたい。

RiN

ちょっとスピリチュアルすぎた

RiN
名無し
1年以上前

音楽マンガ「BECK」のマンガ版という感じの印象で、気弱な青年がマンガ家として成長していく姿を描く展開で話が進む。ヒロインはスピリチュアルな能力を持つ少女なのだが、後半からこのスピリチュアルが前面に押し出され、多くの読者が置いてけぼり状態に…。そのせいで人気が出なかったのか、結局打ち切りっぽい感じで終わってしまった。雰囲気はとても好きだっただけに、残念だったが、そのスピリチュアル要素は別作品の「7人のシェイクスピア」「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」では上手くハマっていて、存分に活かされている。

忍恋

忍の王子様!?ピュアなヒロインのラブコメ

忍恋
名無し
1年以上前

忍の世界の中での恋模様が現実離れしていて、おもしろいです。男の子に負けたくない、女の子であることが嫌で、とても活発な女の子だけど、とってもピュアで、ものすごく女の子らしくてかわいいヒロイン。恋に落ちてからは一途。身近でいつも見守ってくれてる人より、やっぱり王子様的な存在を女の子は好きになっちゃいますよね。そして、こういうヒロインがモテる!イケメンに好かれていいなぁと思いつつ読んでいます。

たまご他5篇 光用千春作品集

みなさん光用千春を読みましょう。

たまご他5篇 光用千春作品集
nyae
nyae
1年以上前

簡略化した人物作画、最低限の背景描き込み、単調なコマ割り。にも関わらずストーリーに引き込んで読ませる力。そしてユーモアの部分でも抜群のセンスを発揮する。一篇読み終わるたびに脳に新鮮な風が吹く感じ。 圧倒的な台詞を放つやけに大人びた子ども。何も分かってない大人。自分のことすら分からないのに、他人のことなんて分かるはずがなかった。 この先の人生、自分の身に何が起きるのかが楽しみになってくる。 判型はA5。表紙と本文の紙も柔らかくてとても読みやすい。カバーの盛り上がった加工に注目!

ミスター味っ子

再現可能な料理が満載

ミスター味っ子
名無し
1年以上前

ストーリーはもちろんのこと、ミスター味っ子の魅力は何といっても、その再現性。作品で紹介されている料理のほとんどを、手軽に再現することができちゃいます。私自身、かつ丼、カレー、スパゲティ、ハンバーガー・・、などなど挙げていけばきりがないほどに、再現してまいりました。で、そのどれもが美味しいのなんのって。今まさに漫画に出てきている料理を、食べている自分って、なんて幸せなんでしょうか。こんな感じで、ミスター味っ子は、自分で料理する楽しみもあるので、まさに一石二鳥なのです。

寿エンパイア

最強寿司職人の遺伝子を持つハワイ育ちの主人公 #1巻応援

寿エンパイア
名無し
1年以上前

展開のスピード感に圧倒されながらあっという間に一巻を読んでしまった。 最強寿司職人の遺伝子を持つハワイ育ちの主人公という設定だけでもう面白いです。ハワイの海にいる骨の多い魚をさばいて寿司を握ってきたので初めからそこらへんの若手より断然強いんですよ。そして決めゼリフ「エンジョイ!」がまたいいですね。ヘイおまち!の感じで「エンジョイ!」ですからね。これぞ王道な主人公って感じが最高にあがります。 ハワイから日本にやってきた理由の一つは寿司を極めること、そしてもう一つは本当の父親に会うことでした。ここはネタばれになるのであまり詳しく書きませんが…。最強寿司職人の遺伝子が共鳴し合えばこんなことも起こり得るのでしょうね。普通はこれが物語の山場になりそうですがあっさり描いちゃうところがすごいです。 後継者争いの最大の強敵が食べた者を狂わせる「魔性の寿司」を握る男。「魔性の寿司」っていうパワーワードに心躍りますが、この男はとても非人道的な人間なんです。こんな奴とどうやって戦うのか?続刊がとても楽しみです。とにかく熱い寿司マンガでした!

出没!ビール女子

仕事帰りは一人、ビールでOFF! #1巻応援

出没!ビール女子
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

ビールは解放のお酒、と言ってしまいたい。 仕事帰り、飲み屋でソワソワビールを待つ。本当にもう仕事終わりにしていいの?と思いながら、やって来たビールを口に含み、苦味を感じる前にグイグイ喉に流し込み……クハァー!の瞬間、スイッチがONからOFFに切り替わる、そんな気がする。 おひとりさま女子の主人公は、仕事帰りや面倒な飲み会の後、一人色々な店でビールと、こってり目の料理を堪能する。 ビールを飲んでクハァー!で対外モードから一人モードにスイッチを入れ替える。そして回想で、様々なビールと人との縁を思い出す。 一人で飲むという行為で、大切な人の存在をしみじみ確認する……そういう自分の保ち方、いいなぁと思う。 様々な地域や国の食文化が入り乱れる日本の都市では、共に提供されるビールもバラエティ豊かになる。分かる人ならこの作品の目次を見ているだけでも楽しいだろう。 海外勢はドイツ、ベルギー、イタリア、メキシコ、アメリカ、中国。日本からもメジャー会社のお馴染みの奴からクラフトビールと、幅広い。ビールの蘊蓄は最小限に、料理との取り合わせを魅力いっぱいに取り上げており、読んでいて喉が鳴る。というか、一緒にクハァー!をやりたくなる。 読み終わった後、取り敢えず身近でどんなビールが飲めるかな……という基準で飲食店を探したくなる、そんな漫画だ。

異世界でカフェを開店しました。

最近流行りの異世界料理もの

異世界でカフェを開店しました。
名無し
1年以上前

最近流行りの異世界料理ものです。女神様に食環境の改善を目的に召喚されるというのは、ありそうでなかった設定ですが、話の進み方は、もはや様式美に近いです。すごい名門貴族の養女として迎えられ、小さなトラブルはあるものの不安なく認められ、世界を変えていくという感じです。話の間に料理の作り方などのトピックもあり、とても読みやすいです。

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