ラヴLOVE・ウォーミングアップ

栗原まもる先生が描く素晴らしきエロコメのすべてが詰まっている至極の短編集

ラヴLOVE・ウォーミングアップ
nyae
nyae
1年以上前

マンバで見つけた瞬間、懐かしすぎて叫びました。この表紙、今見ても悶絶するほど可愛いんだが…?本編の絵柄とちょっと変えてくるという遊び心よ… 昔持ってた単行本はどこへやったかわからなくなってるので、秒で電子をポチって秒で読みました。 いやあ素晴らしい。いま読んでも全部面白すぎて泣ける。こんなにもエロとギャグとラブのバランスを上手く描ける作家は他に知りません。わたしの中ではこれぞティーンの頃に夢中になった「栗原まもる」だ!!という感じです。この頃は「デザートはちょっとエロい雑誌」だと思っていましたが、今は全くそんなことないですね。 そしてこの年齢になって読み返すと気づくことがあって、ちょいエロコメな3編のあと、最後に掲載している全くエロコメではない「高尾山」という短編。これを最後に持ってくるということに昔はなんとも思わなかったというか、むしろエロくないじゃんと思ってそんなに心に残らなかったんだけど、今ならこの凄みというか実力というか、この1冊の完成度を最後にこれを持ってくることでガッと締めてる感がありますね。きっとある。何も伝わってない気がするが、それでも別に良いです。 この勢いで栗原まもる先生の電子書籍ぜんぶポチって一気読みしそうだわ…

体育館の裏の裏

鬼かわいい!!

体育館の裏の裏
名無し
1年以上前

告白シチュエーションでど定番の「体育館の裏」に、更に「裏」があったという展開なんですが、その「裏」の世界観に度肝抜かれました。 日常に唐突に現れるファンタジー感、例えるなら「千と千尋の神隠し」的な、怖いけどワクワクするあの感覚に近い気がします。 だけどオチはくすっと笑えて、タイトルの通り鬼かわいい。お父さんに会った時の話も読みたいです。笑

苦悩!化け猫おはし

化け猫ってこんなに可愛いんですね‼︎

苦悩!化け猫おはし
名無し
1年以上前

猫って本当に可愛いですよね。特に自分の飼い猫なら、他のどこの猫よりも可愛いです。たとえ、実は彼(彼女)が化け猫であっても…。これは、そんな猫好きならどハマりすること間違いない漫画です。 飼い猫のおはしはある日自分が化け猫であることに気づきますが、家族に知られては困ると苦悩の日々を送っています。果たしておはしの正体は家族に知られてしまうのでしょうか? とにかく、化け猫であることがバレまいと必死に誤魔化すおはしがかわいすぎます。時々、本性が出てホラー漫画さながらのおどろおどろしい形相になるのですが、それすら愛らしいと感じてしまいます。飼い主家族のおはしへの飄々とした接し方も微笑ましいし、続話が登場するのがいつも楽しみです。

ワニ分署

この漫画が連載されていた週刊プレイボーイの発売が愉しみでした

ワニ分署
名無し
1年以上前

82分署と書いてワニ分署の火野三夏とリンのコンビが巨悪に立ち向かう、篠原とおる原作のアクション・バイオレンス漫画に位置付けられる作品です。映画化もされましたが、そちらは興行成績優先のお色気先行が目立ち面白さに欠けました。漫画の方は、もちろん色気も無くてはならない要素ですけど、ストーリーがそこそこしっかりしていて読める漫画です。余談ですが、歌手「日野美歌」の唄がヒットした際に、この漫画の主人公「火野三夏」を連想したのは私だけではなかった筈です。

マンションズ&ドラゴンズ 【新装版】

下宿屋さんで繰り広げられるファンタジーストーリー

マンションズ&ドラゴンズ 【新装版】
名無し
1年以上前

ゲームが好きで1990年代テイストの絵も好きだったので読み始めました。 眼鏡っ子の女の子が、下宿屋の勇者屋を探してある国にやってくるところから始まります。 絵のタッチが可愛らしく、獣人や死霊使いなどもコミカルかつファンタジーな感じで描かれていて見ているだけでも楽しいです。 そして、冒険は下宿の管理人さんから出されて、成功したら下宿代がタダになるという軽いノリで始まります。 しかし、簡単だと思われた依頼は途中で様変わりして神官志望の受験生の少年の回復魔法も尽きてしまい、もうだめかと思いましたが、そこで眼鏡っ子の女の子の正体が明かされて、ますます冒険が楽しみになっていきました。 パーティも和気あいあいとしていてファンタジーな感じもしっかりと楽しめるのでゲーム好きな方にお勧めです。

エリコの失敗日記【単行本版】

強烈な体験を淡々と

エリコの失敗日記【単行本版】
名無し
1年以上前

精神病院に入院した経験をもつ著者が、自身のお話を漫画で回想してくれる作品。絵はざっくりしていますが、何より強烈な経験なので、内容にぐいぐい引き込まれてしまいます。 魔法のステッキを持って知らない施設に乗り込むとから、自分のことを北大路魯山人だと思って普通に名乗っていた、などなど。エリコの苦悩よりも、ブラックユーモアがあふれていて、楽しめました。 びっくりすることだらけですが、特に奇をてらう絵でもなく、ギャグに走るでもなく、客観的に描かれているので、かえってその事実のインパクトが際立つ感じです。 やがて生還してきた彼女はひとまわり大きく成長していて、ほっとさせられました。 すごい体験をしたひとが淡々と語る作風がお好きな方や、精神病に関心のある方におすすめです。

マトリズム

麻薬取締官と犯人のW視点が面白い

マトリズム
名無し
1年以上前

有名な映画のタイトルに語感が似ていることと、オカルトっぽい絵柄に興味を持ち読み始めました。 しかし、実際に読み始めると、SFもオカルトもなく、逆にリアルな漫画でした。 麻薬取締官たちが麻薬の売人などを逮捕する物語で、荒っぽいマトリとクールなマトリのコンビの掛け合いが面白かったです。 犯人ごとにエピソード分けされていて、犯人視点からの考えや生活が垣間見れる展開も面白く興味深かったです。

先斗町舞妓夢小路

「先斗町」→読めますか?

先斗町舞妓夢小路
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

京都五花街の一つである先斗町。難読地名として有名ですが、「ぽんとちょう」と読みます。京都五花街にはそれぞれの紋章があるのですが、先斗町の紋である千鳥は群を抜いてかわいいので機会があったら見てみて下さい。 そんなかわいい千鳥があしらわれた提灯もしっかり描かれている、先斗町を舞台にした痴情と友情の話がこちらです。 まんがタイムきらら系列というと美少女同士のゆるい日常系作品を想像する方も多いかもしれませんが、本作ではヒロインと教師の不倫も描かれており、ほろ苦さもある物語となっています。 一番の見どころは幼稚園の頃から親友だった彩と花の互いに互いを想い合い解り合う友情の尊さ。一時的に疎遠になってしまったこととその理由も描かれるのですが、そこにも大きな共感が生まれました。 辛い夜を乗り越え、互いに鼓舞して前を向いていける関係性の何と素晴らしいことか。舞妓さんという若干の非日常性を感じさせてくれる存在がしっかりと現実の中で描かれていたのも良かったです。 雪宮ありささんの今後の作品も楽しみです。

私と猫と二十歳の君と

40年越しに果たされる、亡くなった親友との約束

私と猫と二十歳の君と
名無し
1年以上前

読んでいてなんとなく「もしや…?」と思って調べたらやはりBLも描かれている作家さんでした。この設定でBL描いたらめちゃくちゃ良さそうだなと思いながら読みました。堅物とネアカの組み合わせ好きなので…今まで描かれた作品も読んでみたいですね。 40年に一度しか咲かない花、ニューサイランのことか、それをモデルにしているようです。その花が咲くかどうかの勝負をしていた矢先に亡くなってしまった親友が、その勝負の決着をつけるために亡くなった当時の20歳の姿で主人公の元へ戻ってくるのですが、戻ってきたのは勝負のためだけじゃないということが最後にわかります。

うそつきパラドクス

行き違い空回る恋のパラドックス

うそつきパラドクス
名無し
1年以上前

遠距離恋愛中の彼氏持ちの同僚を好きになった男と、その好意に気付きながら煮え切らない女の、恋になりそうでもう一歩の所でならないすれ違いにドキドキします。一線をこえるかこえないか、きわどい駆け引きに伴う背徳感がたまりません。女の子のボディがむちむち肉感的なのもセクシーです。 女性向けの絵柄をしていますがお色気シーンも多く、内容はわりと男性向けです。ドロドロしてる面もありますが面白いです。ある意味で主人公がぶれてないのでそこまで嫌な感じがしないのも良いです。。キャラクター達の名前が面白い。 少し古めの漫画ですが、アプリ等で全話公開していたのでそれで読んだ人も多のではないでしょうか。 なんと現在は続編が連載中です。

恋愛カタログ

少女漫画好き、恋愛漫画好きにオススメ

恋愛カタログ
名無し
1年以上前

マーガレットで連載していた恋愛少女漫画です。 占いが大好きな17歳の少女実果と片思いの相手修司くんとのラブストーリーが中心ですが、他の登場人物のラブストーリーも入り乱れて進みます。 初めて読んだのは小学生だったので大人っぽくてドキドキしたのを覚えています。 しかし大人になって読み返すと逆に甘酸っぱい青春のラブストーリーが描かれていたんだなぁと再発見出来ました。 少女漫画好き、恋愛漫画好きにオススメします!

おんさのひびき 新装版

面白かったんだけど誰か読んだ人いる?

おんさのひびき 新装版
名無し
1年以上前

銃座のウルナとかエイスとか表紙からもちょっとダークな気配が漂う作品が多い印象なんだけど、これは表紙の色も明るいしちょっと違うのかなって思って読んでみた。 青春一辺倒!っていう感じではないんだけど、良くも悪くも無邪気な小学生の感じがうまくて、あの頃だけのキラキラした感じが詰まってるようですごいよかった。 誰か読んだ人いないかな

アップルシード

鬼才・士郎正宗の鮮烈なデビュー作

アップルシード
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『攻殻機動隊2045』がNetflixで公開され話題となっている昨今。『攻殻機動隊』は日本で生まれたあらゆるSF作品の中でも巨大な金字塔です。スティーブン・スピルバーグやジェームス・キャメロンからも絶賛を浴びる士郎正宗の想像力と創造力がなければ、『マトリックス』や『パシフィックリム』といった作品もこの世に存在していなかったかもしれません。その作者である士郎正宗のデビュー作が、この『アップルシード』です。 元々、士郎正宗が学生時代に同人誌として発行していた『アップルシード』の前身に当たる設定のある『ブラックマジック』という作品が存在し、その後関西大学SF研究会の創設者ら関西のSF好きによって創設された青心社から『アップルシード』が連載形式ではなく単行本として出されました。小さな会社であり当初の発行部数も多くなかったにも関わらず、『アップルシード』はその圧倒的なクオリティにより全国区でカルト的な人気を博すこととなりました。 士郎正宗らしい緻密な描き込みや設定、膨大な情報量、そして女の子のかわいさはデビュー作から全開です。編集者によっては「文字が多すぎるし読み難いから削れ」と言われてしまいそうなほどですが、この雑然とした中に構築された確固たる世界観と細部に宿った神によって生じるリアリティにこそ酔い痴れるところです。『AKIRA』が1982年に始まりそのフォロワーが多く生まれた80年台ですが、この時代のSFマンガでこれほどの独自性・独創性を発揮していたものは他にないでしょう。 1988年にはガイナックスがアニメ化しているのに加え、2004年にはセルルック3Dアニメの先駆的作品として映像化され、国内で17万枚、海外で43万枚売れるという大ヒットを飛ばしました。原作は読んだことはなくとも、そちらのアニメは見たことがあるという方も多いかもしれません。 残念ながら連載は中断され、作者自身によって続きが描かれないことも宣言されてしまっていますが、士郎正宗ファンの間では『アップルシード』の続きが読みたいという声も根強いです。 『攻殻機動隊』とも繋がっている物語なので、『攻殻機動隊』好きで読んでない方はもちろん、SFに興味のある方は一つのマイルストーンとして映像化された物と併せて通っておく価値があります。

セブンティウイザン

夫婦愛と親子愛に涙する感動の一冊

セブンティウイザン
まや
1年以上前

70歳で初妊娠、そのまま出産した老夫婦のお話。 突拍子ない話に思えるが、実際は夫婦愛と親子愛、周囲の人々との関係性を丁寧に描いたヒューマンドラマの趣で好感がもてる。 晩年になってからの初めての妊娠に驚き戸惑い、それでも出産と育児に臨むおばあちゃんと、彼女を懸命に支える夫の姿は、互いへの誠実な愛情にあふれている。家族を作るのに大事なのは年齢よりも覚悟の有無だ、と痛感させられる。 おそらく作者は妊娠出産経験者(orその夫)であり、両親学校の話や妊娠して電車が怖くなるなどは私も経験があり納得がいった。好奇心で読み始めたけど普通に感動できる良漫画です。

「子供を殺してください」という親たち

押川の優しさ

「子供を殺してください」という親たち
名無し
1年以上前

この作品の見どころは、押川剛の、精神疾患等を原因に暴力・殺人といった問題を起こすも適切な治療を受けられていない青少年とまっすぐ向き合う姿勢です。問題行動を起こす青少年たちは世間的にも批判的な目で見られ、親から見放されることも少なくありません。苦悩を抱えながら誰にも手を差し伸べてもらえない、そういった孤独の真中にいる子どもを救おうとする押川の姿は読者の心に温かさを与えてくれます。 また、見た目が怖く、言葉遣いも乱暴な押川が、青少年に対して見せる思いやりや、救いたいと語る熱意とのギャップに惹かれます。どんな問題を抱えた子どもたちがいて、どう向き合っていくのか目が離せません。

花のあすか組!

懐かしいです

花のあすか組!
名無し
1年以上前

学生時代に夢中で読んでました。 今の学生さんたちには想像できないようないわゆる「スケ番」と呼ばれている女子学生たちの喧嘩に明け暮れた青春時代のお話です。 制服は足首までの長いスカート、何にも入らないようなペッタンコの皮カバンがトレードマーク。 少女たちは筋を通す硬派な集団でそれぞれに組(くみ)がありつつも個人個人が自由に動き回ります。 主人公はタイトルにある「あすか」という黒髪ショートヘアの女子学生で学校にも登校しています。 喧嘩が強くて硬派で頭もいい(成績という意味では無く先を推測して立ち回ることに長けている)。 自分に甘い人間を嫌うので立ち向かわない人間には厳しいけど必死で立ち向かう人間のことは助けます。 当時は少女たちの姿に憧れましたし読んだ後は自分の目が覚めるような感覚を覚えました。 ちなみに喧嘩が強くて硬派な「あすか」のママはまるで少女のような感性の持ち主で、いつも「あすかちゃん」と呼んでケーキやおやつを準備してくれる。 そんなママに対して硬派な「あすか」は邪険な態度をとるけど、決してママのことを嫌うことはないということもこの漫画の素敵な部分だと思います。

アンダーニンジャ

現代は忍者だらけだった!?

アンダーニンジャ
名無し
1年以上前

もし現代に忍者組織があったら、、という世界設定。日本の忍者の存在は、GHQにも恐れられ、戦後直後には姿を消したことになったそうなのですが、実は忍者は現代に20万人もいて様々な仕事をしながら活動しているというもの。おそらく他の漫画でも似たようなものはあったと思うが、花沢健吾氏の描く世界は見たことのない新しいものに感じました。 忍者たちは、軍の特殊部隊も顔負けの武力を持っています。体術の動きがめちゃカッコいいですが「システマ」なる格闘技の動きを元にしているそうです。 意味があるのかないのかわからない日常パートと、忍の与えられた任務にあたるアクション部分がありますが、ボーッとしてると見た目で騙されます。 これからどんな展開になるのか全く不明ですが、ワクワクしてます。

ご主人様と獣耳の少女メル

「保護」から本当の愛情へ…

ご主人様と獣耳の少女メル
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

人間不信から老メイドと共に、大きな屋敷に閉じ籠ってきた女性は、老メイドの提案で一人の獣人を引き取る事にした。メイドとして働く獣人の少女・メルと、主人となった女性は、互いを思い遣る優しい関係を築いていく……。 ♡♡♡♡♡ 英国風世界観の美麗さと冒頭2話の優しいお話に、何処までも温かな物語が続いていくことを願ってしまう。しかし、事はそう簡単には進まない。 第3話から語られ始める「獣人」の設定は、ついスルッと受け入れてしまいそうになるが、「国家の保護管理」を示唆するワードがどうしても心に引っかかる。そうするとメルが日頃装着しているある装具が、妙にリアルな重さを常に思い出させるようになる。 世間を知らないメルは主人に信頼を寄せ、心安らぎ、親愛の情を寄せる。そして主人もメルの純粋さに、次第に「人を信じる心」を思い出す。 心を交わし、温もりを確かめ合う二人と、それを支える老メイドの生活は穏やかで、心温まる。しかし、メルの親愛の情が別のものに変容し、主人がそれを受け入れたいと思った時、「獣人」の設定はメルの装具のように生々しく二人に纏わり付く。 優しい日々に不安を潜ませ、二人の行く末の幸福を祈る物語として、または「国家・管理・差別」といった問題意識の寓話としても重みのある作品だ。

銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝

慈悲の心

銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝
ホーク
1年以上前

元々、北斗の拳が好きでトキの生き様や、慈悲深い心が好きだったので、北斗の拳・外伝シリーズにトキ外伝が出たときは嬉しかった。悪者にも情けをかけ、痛みを与えずに退治する、心が優しすぎます。現代社会に生きる若者に、このマンガを読んで、人の痛みを感じる心や、思いやれる心を知って欲しいです。

神眼の勇者(コミック)

丸太振り回す系異世界漫画

神眼の勇者(コミック)
名無し
1年以上前

「みんな丸太は持ったな!!行くぞォ!」でお馴染み【彼岸島】の丸太を武器にするネタに乗っかった、丸太推しのなろう系漫画です。中身はわりと正統派でネタっぽくはなってないです。ヒロイン達との出会いや主人公が活躍するまで展開が速いのでテンポ良く読めます。個人的には赤ん坊が苦手ですが概ね面白いかった。特筆できるストーリー展開って感じでは無いですが、なろう系が好きならハマると思います。

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