のほほん、でも本のことになるとシャンとします
フワフワのいかにも守ってあげたくなる、本を好き過ぎて博識なお姫様エリィ。 王太子妃候補として王城へ、しかし足繁く通うのは王太子の元ではなく王立図書館。 二人は政略的婚姻関係なのか? 本以外に気持ちが向くのだろうか。 見た目もかわいいが、客観的に物事をとらえられるのに自分のことをかわいくないと思っているところもかわいい。 絵も綺麗で、調度品からドレスまで細かく書かれていて世界観に浸れます。
「虫かぶり姫」のあだ名を持つ、本が大好きな侯爵令嬢・エリアーナ。クリストファー王太子の形式的な婚約者として平穏に過ごしてきたエリアーナだったが、ある日偶然、王太子が知らない令嬢と仲睦まじくしているところを目にしてしまう。ついに王太子が本当に愛する女性を見つけたのだと感じたエリアーナは、婚約解消の覚悟を決めるが――? 「一迅社アイリスNEO」で大人気! 本を愛する令嬢の勘違いラブファンタジーがコミックスで登場!
登場するは、キラキラな王子様と、ぼんやりとした本の虫のお姫様。
お姫様はぽやぽやしているのに、その知識量と本への愛は半端ない。
実は何度か読んだ覚えはあったけど、一巻の先まで読んだのは初めて。
どうして続きを読まなかったか、記憶にない。
お姫様は、身につけた知識の凄まじさに気づいていない、親兄弟も本の虫だから気づかない、でも知識で無双している。
めちゃくちゃな状況が起こっているのに、本を読みたい主人公にとって、それは蚊帳の外の話。軽く流されている。
主人公視点だと、波乱が起きてもポヤポヤして見える。
第一巻は、建前上の婚約者に真の恋人出現?!し、そんな状況が揺るがされる。
主人公視点だと、なかなか揺るがなかったけど、ちゃんと揺らいだ。
穏やかに本を読みたい一族が、読みたすぎてとても楽しい。