新しい。
アンタッチャブルなテーマをSFで切ったら、とんでもないものが出てきた! 物語は、閉鎖的な世界を嘲笑うかのように自由に展開する。これは新しいリアリズムだ。
あなた知ってますよね、と言わんばかりに紹介されるジョージア・ガイドストーン。
いや、まったく知りませんでした。空想と思っていました。本当に実在した(過去形)んですね。爆破されたんですね。穏やかでないですね。
そのストーンヘンジのような巨大石版に書かれているとおり、人類が5億人をきるには誰を残して誰を消すか、取捨選別が必要だろう。
介護ロボットが高齢者を取捨選別しているとあるけど、高齢者がいなくなるだけでは到底足りない。
でも数十億人が死につつ、地球はクリーンでなければならない。
そこで暗殺部隊のような、現状は介護ロボットであるロボットがこれから大々的な出番を迎えるということだろうか。
(※現在4話まで公開されているところです)
しかし、その介護ロボットに、もしロボットとしての機能を果たせない個体が現れたら?
最近、CHAT GPTは意思を持つけど自由意思を持っていないという話をチラッと聞いた。
意味がわからないなと思ったけど、はぐれ介護ロボットの出現に、運悪く自由意志を持ってしまう個体が出るかもしれないということかなと、わかったような、わからないような。
物語として介護ロボット単体が悪いわけではないようだ。
介護ロボットをロボット三原則に反している存在にしてしまった黒幕が悪い。
少し不思議な未来の話と見せかけて、今の世界としっかりリンクされている。
陰謀論と創作の違いはどこかしらと思ってしまった。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。