押見修造先生の表現はどこまで進化するのか
押見修造先生の最新作。新たな代表作である「血の轍」も出身地の群馬県が舞台になっていて実体験がベースにあるような気がしましたが、今作「ひろみ」はよりそれを感じました。ペンタッチがいい意味で力が抜けているのも、頭の中の朧げな記憶をそのまま描き表したい意図があるように思えました。すでに「血の轍」の時点で、研ぎ澄まされた心理描写は誰も真似できない地点にありましたが、押見先生の表現がこれから更に進化することを予感させられますね。物語の展開としてもちろん後編が気になりますが、その前に子供である主人公に罪悪感を植え付けた女教師はマジ許すまじ…!
「いや佐藤誰よ?」と思ったらまさかの女子(アフロ)で速攻笑ってしまった😂
なんというか、漫画というより質の高いコントを見ているような感覚でした。
ギャグとして面白い一方で、佐藤さんをよそに男子2人が淡い恋心を胸に勝手に抱いてワーワーもんどりうってるところが甘酸っぱくてよかったです!