超強力な怨念が「町」を全体攻撃…!「神仏vs悪霊」な町規模サバイバル!にコメントする

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たか
たか
7ヶ月前
これはすごいww『海の向こうからきた男』や『ニクバミホネギシミ』みたいな純粋なホラー作品かな?と思ったら「怖い」と「笑い」が波状攻撃で襲ってくる新感覚の物語でした。 まず町全体が呪われているという規模のデカさが最高。 信じがたい方法、ありえない場所で何十人もの人々が首を吊り始めた井間町。その界隈では名高いという、町の神社「篠宮神社」で神職を務めるシズさん(ヒロインの祖母)が中心となり悪霊をなんとか退けていくのですが、シズさん曰く相手は129人の魂の集合体で「町の滅亡を臨んでいるから、町が滅べば悪霊は消える」のだとか。 これほどまでに井間町が祟られている理由…それは知れば納得の胸糞が悪くなる過去にあります。 **〜メッチャ好きなところ〜** **・悪霊が強力すぎて警察も医者も「こりゃ悪霊の仕業ですな」と秒で納得する** **・「(呪いの痕に)湿布出しときますね」** **・町全体が呪われてるから住民全員が被害に遭っていて震え上がりもはや神仏に縋るしかない** **・町の宗教団体、神社・寺・カトリック教会が早々に手を組み一枚岩になるスムーズさ** **・被害者は出るんだけど誰も足を引っ張らない** **・主人公のお母さんが古き良きおばちゃんパーマ(70年代が舞台)** **・シズさんが糸目(ゴリゴリの強キャラ)** https://i.imgur.com/ZxbfQ0i.png (原作:夜行列車/漫画:武者辰虎『首くくりの町 ~篠宮神社シリーズ~』第3話 後編より。ンフフwwwここすき)   「こんなの非科学的だ!」とか誰も言い出さないレベルで怨霊がヤバいため、話が早くて最高。 大人になって以来、「神様を信じる」という言葉や態度ににうっすら警戒心を覚えてしまっていたのですが、この漫画のおかげで子供の頃は神社とかその辺のお地蔵さんに素直な気持ちでお祈りしていたなぁ〜と思い出しました。 小学生4年生の主人公・ケイタが悪霊に取り憑かれたことから真剣に神道の修行に取り組み、神様を身近に感じられるまでになるところはまさに「小さい頃は神様がいて」だなと、スッと納得できました。 12月8日の1巻発売前のプロモーションで6話の前編まで無料公開されてます!読むっきゃない!読んでくれ…! https://kuragebunch.com/episode/14079602755514446246

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たか
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7ヶ月前
これはすごいww『海の向こうからきた男』や『ニクバミホネギシミ』みたいな純粋なホラー作品かな?と思ったら「怖い」と「笑い」が波状攻撃で襲ってくる新感覚の物語でした。 まず町全体が呪われているという規模のデカさが最高。 信じがたい方法、ありえない場所で何十人もの人々が首を吊り始めた井間町。その界隈では名高いという、町の神社「篠宮神社」で神職を務めるシズさん(ヒロインの祖母)が中心となり悪霊をなんとか退けていくのですが、シズさん曰く相手は129人の魂の集合体で「町の滅亡を臨んでいるから、町が滅べば悪霊は消える」のだとか。 これほどまでに井間町が祟られている理由…それは知れば納得の胸糞が悪くなる過去にあります。 **〜メッチャ好きなところ〜** **・悪霊が強力すぎて警察も医者も「こりゃ悪霊の仕業ですな」と秒で納得する** **・「(呪いの痕に)湿布出しときますね」** **・町全体が呪われてるから住民全員が被害に遭っていて震え上がりもはや神仏に縋るしかない** **・町の宗教団体、神社・寺・カトリック教会が早々に手を組み一枚岩になるスムーズさ** **・被害者は出るんだけど誰も足を引っ張らない** **・主人公のお母さんが古き良きおばちゃんパーマ(70年代が舞台)** **・シズさんが糸目(ゴリゴリの強キャラ)** https://i.imgur.com/ZxbfQ0i.png (原作:夜行列車/漫画:武者辰虎『首くくりの町 ~篠宮神社シリーズ~』第3話 後編より。ンフフwwwここすき)   「こんなの非科学的だ!」とか誰も言い出さないレベルで怨霊がヤバいため、話が早くて最高。 大人になって以来、「神様を信じる」という言葉や態度ににうっすら警戒心を覚えてしまっていたのですが、この漫画のおかげで子供の頃は神社とかその辺のお地蔵さんに素直な気持ちでお祈りしていたなぁ〜と思い出しました。 小学生4年生の主人公・ケイタが悪霊に取り憑かれたことから真剣に神道の修行に取り組み、神様を身近に感じられるまでになるところはまさに「小さい頃は神様がいて」だなと、スッと納得できました。 12月8日の1巻発売前のプロモーションで6話の前編まで無料公開されてます!読むっきゃない!読んでくれ…! https://kuragebunch.com/episode/14079602755514446246
ドカ食いダイスキ!もちづきさん

女の子が自殺してる姿なんて見たくない

ドカ食いダイスキ!もちづきさん
ピサ朗
ピサ朗
可愛い女の子が底辺おじさんがハマるような趣味をやってるという、最近の流行である作風なのだが 「食」という生活に密着してハードルの低い分野で、注意書きも一切無いので正直恐怖の方が勝る。 自分も結構食べる方だが、30越えてからは多少なりとも控えめになったが、21で運動量も少ない女性がこんなん10年後に一気に来るというのが容易に想像できてしまう。 ハッキリ言えばもちづきさんがやっているのは「緩やかな自殺」レベルの暴食なので、ここまで来てるとむしろ中年男性がやってる方が遠慮なく笑える。 ひでえ事言ってるけど、「中年男性の自殺姿は笑えても、かわいい女の子の自殺姿を見て笑うことはできない」のだ。 とはいえ暴食に心を囚われ不健康な生活を送ってる人にとって、ここまでではないにしても己を顧みる切っ掛けになりえる狂った生活描写は見事で、逆説的に食事に対する節制や再考を推奨していると言えなくもない。 そういう方向性ならむしろ吾妻ひでお氏のアル中病棟のように、数年後に作者が死亡するか、もちづきさんが入院して暴食を強制的に楽しめない終わりが似合うだろうけど、流石にそんなもん見たくないので、どういう終わりを迎えるのかすごく気になってる。
幻想集

作家性が横溢する幻想短編集 #1巻応援

幻想集
兎来栄寿
兎来栄寿
『幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい』、『書店員 波山個間子』、『三護さんのガレージセール』などでお馴染みの黒谷知也さん。 上記3作品のような線の整った作品群とは別に、よりコミティアなどで出逢うような雰囲気で作家性を剥き出しにして描いている短編。その中でも、本にまつわる話を中心としたシリーズに分類されるSNSで2021〜22年頃に公開していた短編を1冊にまとめた本です。 こういう夢想が自然に浮かんでくる瞬間ってあるなぁと思える幻想譚たち。泡沫の夢のように、何もしなければ刹那弾ける泡のように消えていってしまうものたちを、繋ぎ留めるように手繰り寄せて現出させ形に残しているような感覚があります。 ときに好奇心を、ときに恐怖を掻き立てられ、不思議さに戸惑いながら酔い痴れ、理不尽に鬱屈としながらそれが快感でもある。 本を愛するから解るところもあり、本を愛するから苦しいところもある。紙とインクによる魔的な被創造物。読書という広大な宇宙海を漂う、無常感と無上感。 本がテーマでないお話も、寓話的で批評的な「グドゥグドゥ」や「鰐の起立」などとても好みです。社会の形式が変わるifがある物語は、想像力を刺激されます。 「言葉の珈琲」という柔らかい口当たりで始まりながら、とても強い刺激に満ちた1冊です。尖った作家性を浴びたい方、非商業的な作品を好む方には強くお薦めします。
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