岡田史子さんの話
萩尾望都先生の著書でも岡田史子さんの話はありましたが、そこでも孤高の天才として書かれていたのでどんな方だったのか想像できずにいました。村岡栄一さんはデビュー前から付き合いがあり、岡田さんの作品がCOMに掲載されたのも村岡さんとの縁によるものだったんですね。「去年の雪」では村岡さんの目線による、作家ではない1人の人間としての岡田史子さんが描かれていますが、それでもすごく感性の鋭い方だったということが分かりました。とても貴重なエピソードを形にして頂いて感謝です。もっと家族や師匠である永島慎二先生のことを描くつもりだったけど病気によりそれが叶わなくなってしまったそう。単行本の最後にあった村岡さん直筆の「最後まで読んでくれてありがとう」というメッセージに心打たれました。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
個人の昔話、友人の話、アシスタントの話全話通して良かった。文化庁メディア芸術祭マンガ部門がまだあったらこれ選ばれてそうな感じだ。
・特に好きなところは?
滝田ゆう回。どう考えても大ピンチなのに淡々としているところ。
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
こういうマンガは昔から好きだったが最近特に好きになっているね