縄文時代大好きなのでホイホイされて読んでしまった。メッッッチャ面白かった!!なんだこれは。縄文時代と密室殺人を組み合わせるとかまずそこが天才すぎる。
ピアスやタトゥーなどファッションが明らかに他の時代と違ったり、ハチャメチャに原始的な暮らしをしているのに海流を使って馬鹿遠いところと貿易しているところにロマンを感じるのですが、この話にもミステリアスな旅人・ワユタがやって来て密室殺人の謎を解き明かします。
「人がギリ猿だった頃」という象徴的な言い回しが上手く機能してていいですね。
集落の人々があまり複雑なことや目の前に存在しないものや概念を考えることがニガテなために、序盤がボケ倒しのコントみたいになってたのが面白かったです。(実際10以上数えられなかった説がある…とかなんか聞いたことあった気がします。記憶違いかも)
それにしても本当に絵が上手い!
カケアミじゃないけど…たくさんの線で立体感だしてる描き方とか、白黒はっきりしたメリハリが火しか明かりがない闇が深かったであろう縄文時代に合っていてすごく好きです。
ほんでワユタがミステリアスでかっこいい〜〜〜…!もっと知りたいぞワユタのこと。続きが読みたい。
ワユタは遠い未来を知っているかのような発言をしていて、それが単に異様に頭がキレるからだけなのか、覡のような先見の力があるからなのか、はたまた未来からのタイムトラベラーだからなのか想像を掻き立てられます。
続き読みたい!!!
人がまだ、ギリ猿だった縄文時代。村の狩人・ウジャクは、その妻メナウを殺した疑いを向けられていた…日本最古の密室殺人事件、真実を追う物語。