腐敗防止薬があれば、これまで通り暮らせますね♪
死んでも稀にゾンビ化するウィルスが流行っている(しかも増加傾向)の世界。 ゾンビになってもおくすりの力で腐敗は抑えることができるので、まあ普通に生活できるというゾンビ化。 ゾンビになった場合の大きな悩みは、眠らなくて良いので夜が長いこと(故にサブスク動画必須)。 ほのぼの日常に見えて、理解できるけどぶっ飛んでいる設定のせいで、ほのぼの日常もぶっ飛んでいる。 「あなたとっくに死んでますね」と、さらっと診断するお医者さん。 死んだことを本人の目の前で悲しむ同僚。 ゾンビ向け雑誌の「ちょい腐らせるのが流行り」にも笑ってしまった。流行りがすたれたらどうするの?切除するの? ゾンビがお花でかわいらしく彩られているのも微笑ましい。 個々の設定は理解できるのに、なぜか個々のキャラクターのケーススタディはよくわからない展開に進んでいく。 さすが金田一蓮十郎先生。 『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の理不尽な笑いが好きだったことを思い出す。 個人的には、浮気する旦那を殺した御夫婦の展開が気になる。
死んだ後も、生きていた時と同じ生活を送っているゾンビ化現象の人々。
食事はしなくていいけど、干からびないために水を飲み、処方された防腐剤を1日1回飲む。
身体は冷たい、心臓が動いていないのでドキドキはしない。
そして、眠くならないので、とっても暇なのである。
更には、死んだ後に一時的にモテ期がくるという面白いおまけ付。
死んだ後の人生の方が楽しそうに感じるのは、私だけだろうか?!