最近読んだ中でもダントツ好きな読切 #読切応援
まだ年端もいかない孤独な少女がコミュニケーションの手段を奪われてひとの顔色を伺いながら日陰で生きている。これはしんどいやつかな…と思いながら読み進めましたが、あつお青年をはじめ、文を1人の人間として、そして新しい家族として当たり前のように受け入れてくれる人々の温かさに読者としてもグッとくるものがあります。 文ちゃんはそう遠くない未来に普段から堂々と手話を使って人と会話ができるようになるんじゃないかなと、明るい未来を想像できるラストで良かったです。
空襲で家族を失った耳の聞こえない少女、文。親戚から厄介払いされ転々とする中、行きついたのは親族でも知人でもない夏目家。役に立つ人間だと思われないとまた私は追い出されてしまうと無理をして頑張る文だったが体がついていけず…。耳の聞こえない少女が新しい家族と出会い、戦時下を生き抜く青春物語。(アフタヌーン2023年10月号)
耳が聞こえないのは不自由だろうし、戦時中だと余計に危ない時もあるだろうな。とおもいました。
戦争で両親も失って親戚でさえ一緒に暮らしてくれなかったのに、いい家族に出会えてよかったと思いました。
この家族も意地悪とかするのかとヒヤヒヤしました。
手話もこの時代じゃ珍しく偏見の目で見られるのも辛いですね。
続きがきになります。