ご両親のお話
山本さほさんの最新作。主役はお父さんとお母さんです。いつもみたいにクスッと笑えるところもあるけど、読み終わってちょっとセンチメンタルな気持ちになりました。「私が大人になるということは親も同じ分だけ年を取ってるんだよな…」「いくつになっても親にとって私は子供なんだな…」というような、普段から自分が両親に対して感じてるぼんやりとした寂しさがそのまま形になっていたような気がします。もっと年を取ればこんな気持ちも懐かしいなと楽しめるかもしれないけど、リアルタイム過ぎました…!でもあとがきは素晴らしかったです。
年齢を重ねれば重ねるほど、親のありがたみを感じる。
私も、親と離れて暮らしているので、帰省の度に急におばあちゃんになっている母にびっくりして、山本さほさんと同じように、あと何回母に会えるのだろうと考えてしまう。
ちょうど、今週実家に帰るタイミングでこの本に出合えてよかった♬