死にたい人を支援する「精神保健福祉士」の仕事
当然、めちゃくちゃ重苦しいテーマだけど1話の最後には希望も救いもあったので2話以降も読んでみたいと思った。
コロナ対応で一気に世間の注目を浴びた「保健所」。そんな保健所が、自殺対策もしていることは、意外と知られていない――。基 羊介はある日職場の上司が自殺したことをきっかけに、脱サラして保健所の保健予防課に転職した新人の精神保健福祉士。保健予防課では「死にたい」と悩む人々の相談に日々応じているが、その対応は一筋縄ではいかず――・・・。15~39歳の死因第一位が自殺という日本で、「死にたい」と悩む方々に手を差し伸べる人たちが、ここにいます。
心苦しくなる+色々考えさせられる内容です。
今この作品と似たようなことで悩んでる人、他の事でも苦しんでる人には、話しを聞いて貰えるだけでも、誰かに‟自分”という存在を認めて貰え、寄添ってもらえるだけで少しでも楽になれるという事を頭の片隅においてほしいです。
自殺願望を無くしたり、苦しい気持ちを無くしていくには、最終的に自分自身と向き合わなければいけないが、そこにたどり着くまでにもたくさんの悩みや苦しみが待っていると思います。
その時に誰かに寄添ってもらえる、話を聞いて貰える機関が逃げ道になるのかなと感じさせられました。
少しでもこのように苦しんでいる人に誰かに頼っていいんだよ。と教えてくれる作品なのでおすすめです。早く続きが読みたいです。