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こうした世界観で見ていると主人公たちは「落ちぶれた」というほどの痛手には見えない。それは主人公の「ニック」をはじめできたサバイバーズ全員「出来た」存在だからではないか。自分に伸びしろが無ければ冒険者パーティやそれなりに地位のある存在がしくじって吠え面を書けば「ざまぁ」と思うはず。素直にお互いの境遇を「不幸」として受け止めて他人事にしていない時点で彼らは何処へ行ってもやっていける性根であることを表している。世界を救う「ようです」というタイトルもこういった人間性は世界にとってメリットでしかないことを表している。
歴戦の冒険者パーティーに所属していたニックは、父のように慕っていたリーダーから追放を言い渡された。だらしない仲間たちのため、金勘定や知識面などで彼らを支えていたにもかかわらず、横領の濡れ衣を着せられて……。恋人にもフラれ、すっかり落ちぶれてしまったニックだったが、偶然にも酒場で相席になった元貴族令嬢、破門神官、女竜戦士と意気投合する。人間不信の冒険者たちが、最強のパーティーとして歩む冒険譚、ここに開幕!
歴戦の冒険者パーティーに所属していたニックは、父のように慕っていたリーダーから追放を言い渡された。だらしない仲間たちのため、金勘定や知識面などで彼らを支えていたにもかかわらず、横領の濡れ衣を着せられて……。恋人にもフラれ、すっかり落ちぶれてしまったニックだったが、偶然にも酒場で相席になった元貴族令嬢、破門神官、女竜戦士と意気投合する。人間不信の冒険者たちが、最強のパーティーとして歩む冒険譚、ここに開幕!