重度の活字中毒者・釜炊きメグロ!!
漫画以外では椎名誠さんの本が好きです! ぐだぐだなエッセイ!今流行りの…とはちょっと違う酒盛り焚き火キャンプ本! 名著(多分)「わしらは怪しい探検隊」の読者を沢野・椎名の次くらいにドン引きさせた 活字命の哀しきモンスター 釜炊きメグロ。 この漫画は彼とシーナが立ち上げた『本の雑誌』草創期を描くプロジェクトX的ドキュメンタリー巨編であります!多分!! 大好きな人達が登場するので凄く嬉しいです!「社史・本の雑誌」が原作らしいですが本の雑誌風雲録・血風録や他の本、インタビューの内容もあり作者の努力が感じられます。 ただ、漫画としては良くも悪くも普通… 目黒と椎名のヤバさ(褒め言葉)を初見の方にも伝えるには漫画的にもっと振り切ってオーバーに描いても良い気がします。 1話の謎ポーズとかジワジワ来て良い感じです(添付画像)。 本の雑誌民として斜め45度の角度から濁り目でバラゴン的暖かさで見守って行こうと思います。
この手の業界漫画が好きなジャンルなのですが、今度は『本の雑誌』という、いわゆる小説の書評を掲載する雑誌をつくった椎名誠と目黒考二2人を中心に描いた話。
わたくし、これを読むまで、そういう雑誌があることを存じてませんでした。
ネットがない時代、情報はこういう雑誌が担っていたんだと痛感します。
また出版業界もイケイケだから、本は沢山うまれてくるわけで、その中から選定して紹介する、そしてそこにニーズを見出す慧眼はうなります。
最初は、2人で500部から自主制作かつ自腹でスタートして・・・というのもアツい。
何か大きなムーブメントになったものも、最初は小さな、本当に小さな個人の情熱だったりするの好きなんですよね。
ここに打算とかなく、まじりっけなしの純粋な動機だけで人を動かす感じ。
昭和の親父にはビンビン響きます。
雑誌や本とか、創り手の思いがこもったものは、それがなんであれいいもんだなとあらためて思いました。
とりあえず、御託はいいから、形にしてみるって大事ですね。
もともとの知名度のある2人に興味ある人はもちろん、出版業界全体の歴史に興味ある人はおすすめします。