あらすじ

書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。完結巻となる3巻では、椎名誠が作家デビューしてベストセラー作家になり会社を辞めることに。「破綻した男」目黒考二も助っ人学生を教え導く立場に。感動のフィナーレを目撃せよ!
黒と誠 ~本の雑誌を創った男たち~  : 1
書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。70年代、もっとも出版と雑誌が熱かった時代が、ここにある!
黒と誠 ~本の雑誌を創った男たち~  : 2
書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。2巻ではついに『本の雑誌』が発売されて、そこからの目黒の営業の苦労、そして椎名と目黒の路線対立など、緊迫した展開が続く!
黒と誠 ~本の雑誌を創った男たち~  : 3
書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。完結巻となる3巻では、椎名誠が作家デビューしてベストセラー作家になり会社を辞めることに。「破綻した男」目黒考二も助っ人学生を教え導く立場に。感動のフィナーレを目撃せよ!
どくヤン!

どくヤン!

何の変哲もないメガネ高校生・野辺が編入した毘武輪凰高校は、地域でも群を抜く恐るべきヤンキー校…!そしてそのヤンキーたちは、ヤンキーであるにも関わらず読書を好むという矛盾した存在、「どくヤン」だった! バイクを駆り、ヤニを吹かしながら『こころ』を暗唱する異常な同級生たちに囲まれ、野辺の平穏なスクールライフは脆くも崩れ去る…! 令和最初にして最後のヤンキービブリオギャグ漫画、ここに爆誕!
マジャン ~畏村奇聞~

マジャン ~畏村奇聞~

新感覚の麻雀ホラーバトル、ここに開幕! 行方不明の父の故郷に戻った中学生・山里卓次は、その村の掟により「マジャン」という遊戯に指や手足、はては命までもを賭けることに…。マジャン=麻雀の勝者がすべてを支配するこの村で、はたして彼は生き残れるのか!? カミムラ晋作により『E★エブリスタプレミアム』にて2010年~2014年連載、全11巻。191ページ
黒と誠 本の雑誌を創った男たち
『本の雑誌』立ち上げを描く、出版業界マンガ
黒と誠 本の雑誌を創った男たち カミムラ晋作
六文銭
六文銭
この手の業界漫画が好きなジャンルなのですが、今度は『本の雑誌』という、いわゆる小説の書評を掲載する雑誌をつくった椎名誠と目黒考二2人を中心に描いた話。 わたくし、これを読むまで、そういう雑誌があることを存じてませんでした。 ネットがない時代、情報はこういう雑誌が担っていたんだと痛感します。 また出版業界もイケイケだから、本は沢山うまれてくるわけで、その中から選定して紹介する、そしてそこにニーズを見出す慧眼はうなります。 最初は、2人で500部から自主制作かつ自腹でスタートして・・・というのもアツい。 何か大きなムーブメントになったものも、最初は小さな、本当に小さな個人の情熱だったりするの好きなんですよね。 ここに打算とかなく、まじりっけなしの純粋な動機だけで人を動かす感じ。 昭和の親父にはビンビン響きます。 雑誌や本とか、創り手の思いがこもったものは、それがなんであれいいもんだなとあらためて思いました。 とりあえず、御託はいいから、形にしてみるって大事ですね。 もともとの知名度のある2人に興味ある人はもちろん、出版業界全体の歴史に興味ある人はおすすめします。