これはどうみても、おひとりさまだからできるゴージャスホテルライフ
そう、高級ホテルも一人なら、がんばれば手が届きそうな値段のときがあるんだよね。 若い頃、泊まってみたい!と予約サイトをウキウキ眺めていた時期がある。 遠すぎて泊まれない、せっかく上京しても仕事が忙しくて深夜にたどり着いて寝て起きるだけになってしまうから、泊まるのがもったいない。 そんなことを考えて実行しなかったら、泊まる機会もなくなってしまった。 本作に登場するのは、ホテルを仕事にするほど好きで、一人でどんどん泊まっていく人たち。 そして、ホテルに泊まっては用意された空間を我が家のように満喫して過ごす。すごい。 私は旅先だと時間がもったいなくて、そんな贅沢な真似ができない。一泊二泊と言わず、もっとゆとりのある旅を選べたら、ゆっくりと過ごせるんだろうか。 登場人物たちが、満たされているようで、足りない感じがあるのは『おひとりさま』の演出だからかと思いきや、恋人がいる人の悩みも描かれていて、生きていたら悩みはあるよねと腑に落ちた。 悩みや不満は尽きないから、好きなことで薄めたい。
最初っから高級ホテル、おひとり様だからできる贅沢ですね。
仕事の行き詰まりや恋人との不和、結婚適齢期と言われ人生の選択を迫られたり
そんな日常の家族、友人、仕事離れて、「ホテル」を思う存分楽しむ。
お風呂も食事も景色も時間と空間すべてを自分のために使うこと、リフレッシュにも考え直すいい時間にもなっていたりして。
どのホテルも素敵でとまってみたいと思うけど、時間もお金もないのでこちらを読んで満たされたいと思います。