ネタバレ

いつか通読しないと、いつか通読しないと、と思ってばかりなので、今日から頑張ります。
飲み会等で読めない日もあると思うのですが、それでも今年中に終わりたいと思います。

読みたい

■ 第1巻:早うち両さん!?の巻

第1話:始末書の両さんの巻
競馬が外れてキレたり、ドラねこに天丼を食われて発砲したり、派出所で賭け花札をしたり、ビールを飲んだり。それを巡査部長に見られてノサップ岬派出所に異動。中川初登場。

第2話:下町の青年警察官の巻
寺井と戸塚が初登場。戸塚とパトロール中に喫茶店でサボっていたところでひと騒動。駆けつけたパトカーに乗って三浦海岸へ向かおうとした途中で警視総監特別車と衝突。罰として丸坊主に。すでにほぼ完成されたこち亀スタイルで面白かったです。

第3話:祭りとフータローの巻
無銭飲食で捕まったフータローの身の上話に同情し、田舎へ帰る汽車賃をあげる両さん。その夜、かとり神社のお祭りへいくと、両さんからもらった金で仲間と酒盛りするフータローを発見。キレる。寺井、ノサップ生まれと判明。何度も見たこち亀定番パターン!面白かったです。

第4話:亀有の少年の巻
大原部長初登場回!近所のいたずらっ子に翻弄される両さん。そのせいで部長に怒られるも、そのいたずらっ子のお母さん(美人)が両さんに感謝の言葉を。それを聞いていた部長はお母さんに「両さんは署のホコリ」とベタ褒め。最後はまたもいたずらっ子のいたずらに引っかかり、部長に怒られるエンド。これからも何度も見ることとなるであろうパターン。すでに安定感があります。

第5話:気のあうふたり!?の巻
巡回(お宅訪問)で訪れた家にドロボウが入っていて、そのドロボウが家人に扮して両さんとバレそうでバレない愉快なやりとり。そうこうしているうちにその家にさらに別のドロボウが入っていて捕まえるが、最初のドロボウには逃げられたので、部長も褒めるか怒るか悩みます。何回かこのパターン見た気がしますが、この回だったのでしょうか?今後また出てくるのを楽しみにしたいです。

第6話:派出所でお茶を…の巻
戸塚と車同士の事故の現場検証へ。加害者の運転手が美人で被害者が悪かったことにされるパターン。その美人を事情聴取と言って派出所に連れ込み、昼間からお酒を飲ませるが、実は部長の娘さんだった。部長の娘初登場。だいぶ後年キャラ変してる気がしますが、再登場が楽しみです。

第7話:早うち両さん!?の巻
中川再登場。中川の銃友の冬本登場(交通指導取締担当)。冬本は物音がすると反射的に銃を抜いてしまうクセあり。両さんの銃の早ぬきが0.5秒と判明。そこへ登場した暴走族に対しお約束の発砲。罰として銃の代わりに水鉄砲が支給される。ゲストキャラっぽい人の初登場じゃないでしょうか。冬本さんがまた登場するかどうかわかりませんが、また登場して欲しいです。

第8話:わたしは殺人犯…の巻
ある夜の夜勤中の話。タクシーの運転手に酔っ払いを押し付けられ、取調べるも虚言癖に翻弄される両さん(キレます)気分転換に中川の車で赤坂まで酒を買いに行ったところ、たまたま強盗を逮捕することに。部長にも褒められてハッピーエンド。

山止たつひこ笑劇場 交通安全'76
両さんっぽいタクシー運転手(神風交通の村山しげる)が主人公の短編。中川っぽい脇役も出てるのですが、プロトタイプだったのでしょうか。作風も非常識ぶっとびギャグですが、警察官ものの方がより非常識感出るので、両さんに変えてよかったと思います。

人情ものがまだなく、基本ははちゃめちゃギャグ一本でした。201巻続く作品の1巻にしてはすでに完成されていてすごいなと思いました。

■第2巻:敵もさるもの!!の巻

第9話:敵もさるもの!!の巻
中川とサボって千葉県との県境に釣りに来ていたところ、交通事故が発生。千葉県警と事件の押し付け合いに。その後意気投合して飲むが、千葉県警の人たちが田舎なのでかなり時代錯誤なことをずっと言っています。千葉県民としては許し難い描写です!結局千葉県警の人たちが両さんたちのことをからかっていたというオチ。度を越した田舎ものシリーズは確か今後も結構出てくるはずですね!部長の家がジャングルの中とか。

第10話:にくいヤツ!?の巻
交番内で、近所の小学生が持ってきた募金で買った食材ですき焼きをやる話。両さんの味付けは味平なみであることが判明。

第11話:12月24日雪…の巻(情)
初の下町人情もの。クリスマスの夜に当番の両さん。皆はパーティーなどに行ってしまって、誰もかまってくれなく寂しく過ごしていましたが、以前金をあげたフータローや近所のイタズラっ子たちがプレゼントを持ってきてくれます。最後の雪が降ってくるところが余韻があってじんわりくるラストですね。人情もの良いです。

第12話:タバコ屋の洋子ちゃん…の巻
年末の大掃除で色々部長に見つかり怒られる両さん。中川もこの段階ではかなりイカれてます。タバコ屋の洋子ちゃん(とおばあちゃん)初登場。

第13話:ナゾの男…の巻
裏の警視総監と呼ばれる水戸光夫第九方面本部長がラーメン屋などに変装して勤務実態を覆面調査。案の定両さんたちは無下に扱いますが、最後凶悪犯に立ち向かう正義感と体力は認められます。

第14話:交剣知愛…の巻
署で年忘れ剣道大会。部長の娘が再登場(名前がひろみと判明)。彼氏を連れてきているのが気に入らない部長が両さんと図ってボコボコにします。剣道大会も岩田さんと意地の張り合いで無茶苦茶に。部長は責任を恐れて北海道のオジのところに身をかくす。洋子も応援に来てました。

第15話:撃ちぞめの巻
中川の友達のポール(ホノルル市警)登場。銃のうんちくあり。洋子に痴漢した犯人を一緒に捕まえる話。ひろみもチョコっと登場してます。

第16話:伊勢神宮参拝の巻
伊勢神宮へ行くことになった両さんと中川と寺井の珍道中。トランプや将棋で揉めたり、美人にポーッとなってタバコを4ダース買ってしまったり。最終的に両さんは飲み過ぎが原因で博多まで行ってしまうオチ。

人情ものが初登場したので良かったです。ギャグものは、安定感はありますが、大爆笑!みたいのはなかった2巻でした。後半のもっとはちゃめちゃなのを知ってるので刺激が足りないのかも知れません。当時はもっと刺激的に感じられたのかも。

■第3巻:消えた派出所!?の巻

第17話:消えた派出所!?の巻
冬の火事ものですね。初期はこういった話が結構あった気がします。受験ノイローゼの学生の放課現場を目撃後ドタバタ活劇あり、派出所に戻った後ストーブの不始末から派出所が倒壊します。派出所が消失するのは今後もあった気がしますが、記念すべき第一弾ですね。部長がキレるのではなく「あれ?変だな、この辺に派出所があったはず」みたいにボケてるのが新鮮です。

第18話:なめるなよ!!の巻
前回派出所が倒壊したので、バラックの仮設建築で勤務しています。冬本が再登場。もう出てこないと思いましたが見れてラッキーでした。冬本の車でのカーチェイスもので最後は仮設の派出所にダイブし無事倒壊(2話連続2度目)

第19話:しつこさ一番!!の巻
今度は中川の車で署にダイブします。たまたま来てた部長にも見つかってしまいます。もろもろあり、最後は中川とホノルルから来た日系三世のラム巡査をどっちが初期研修的なものにつれて行くかで銃撃戦に。初期はバトルが銃撃戦などシンプルで骨太ですね。

第20話:再建の日!!の巻
派出所が無事再建なりました。近所のいたずらっ子に両さんがナメられ、ほんろうされる話。後年は、子供たちが興味あることに精通して、兄貴のように尊敬され、慕われることとなる両さんですが、この時点ではからかいの対象です。こち亀は両さんが人望を獲得していく道程を描いた成長ストーリーでもあるのですね。さすがジャンプマンガ。

第21話:執念の人たち!の巻
中川&部長と亀有仲町こども会の寒中水泳大会に参加。中川がカナヅチであることが判明。水着を持ってきてない中川に両さんが荒縄を渡して「これをキュッと締めるのがイキ」と言いますが、荒縄を水着がわりにした時代があったのですね。。縄ですよ?あとお手本を見せるのを嫌がって脱走しようとする両さんに対してマジで発砲する部長も見所です。初期は両さん以外もbuttonnでますね。

第22話:この世を華とするために…の巻
前回ラストで手錠をはめられてしまった両さんですが、今週もハマりっぱなしです。両さんが部長に手錠のせいにして熱いお茶をかけるところから醜いバトルに発展。初期は部長もムキになるから面白いです!いつからか部長もサメた人間になってしまいますからね。

第23話:テレビ出演の巻
戸塚とパトロール中に手違いからドラマに出演することになってしまう話。特にオチはなかったですね。毎週やってればそういう時もありましょう。

第24話:治安の戦士!?の巻
江戸川河川敷での合同訓練に参加する話。これは総集編とかにもよく収録されている人気話ですかね?いろんなところで見かける気がします。ランニングの途中で喫茶店に向かうのですが、後ろの新人たちがついてきてしまって喫茶店が警察官の貸切状態になってるのがかなりシュールで面白かったです。ただ、千葉が田舎すぎてジャングルになってるなど、千葉県民としては許し難い描写があります。

第25話:ゴキブリと両津の巻
ある1日の話。前年の夏にパチンコで撮ったチョコが見つかり、それを部長に「バレンタインに女子が部長に持ってきた」と渡すのですが、その後の部長のリアクションが見ものです。嬉しさを隠しきれない部長は、鏡を見て自分の渋さを確認してブツブツ言ったり、チョコを「ペチョ クチャ ペロリ」と気持ち悪い音を立ててむしゃぶりついたりだいぶやばいです。こういうのは初期の見どころですね。

部長が大活躍の3巻でした。爆発的に面白い回はなかったですが、どれも安定して面白かったです。3巻でここまで安定感があって、さすが200巻以上続く作品は違いますね。

■第4巻:亀有大合唱!?の巻

第26話:怪盗・鶴の007号の巻
中川・戸塚・寺井のオールスターで楽しく麻雀をしていたところ、指名手配中の男が出没との連絡。両さんの同期の駅前東口派出所・野口登場!!!この方なぜかめちゃくちゃ印象に残ってます!!亀有駅には東口はありません。結局犯人は寺井が捕まえますが、13年目で初めての逮捕とのことで手錠をはめる感覚に感激し、何度もハメ直したり、3分間写真で記念撮影したり、犯人のサインをもらったり浮かれて可愛面白いです。「親方日の丸は書類が大好き」という両さんのセリフがありますが、50年後も同じと教えてあげたいです。

第27話:部長の悪いクセ…の巻
美女を使って勤務中に部長にお酒を飲ませる話です。美女に弱いし、酒乱だしで結構だらしないですね。

第28話:タレント志願の巻
ど田舎からスターに憧れて家出してきた学生に、帰り賃としてお金をあげますが、その純朴そうな学生が実は詐欺師だった話。なんだかんだでこの時期の両さんはお金持ってますね。中川が配属1年目ということが判明。

第29話:お犬様の巻
扉絵に「1週間のごぶさたでした。今週もなんとかやらせていただきます。山止」と書いてあるので、前の週原稿落としたのでしょうか。犬を派出所で飼うことになる話です。他の人にはお茶を持ってきたりする犬ですが、両さんのことはナメてます。

第30話:あつい一日…の巻
道を聞きにきた老人にかき氷を買いに行かせます。両さんもヒマなのか老人にかき氷を食べる姿を見ていけと引き留めて、トランプをしたり、酒を飲むのを見させたり、子供が届けにきたお金をポケットにしまったりと、だいぶふざけた態度をとりますが、実はその老人は部長の親戚だったというオチです。まだ一人称は「本官」ですね。

第31話:亀有大合唱!?の巻
太田裕美のまごころコンサートの警備に行く話です。いにしえのドルオタが登場して大騒ぎになるのですが、50年経った今もだいたい同じような感じだと思います。

第32話:ガンマン両津!?の巻
江戸川河川敷に射撃訓練に行く話です。

第33話:みあい狂騒曲の巻
両さんが見合いをしそうになる話です。最初持ってきた写メがかなり美人で、俄然乗り気になる両さんですが、実は写メがまちがっていてブサイクだったというオチ。両さんが勤続16年と判明。長万部におばさんがいることが判明。

第34話:ガッツマン両津の巻
少年野球のチーム「ラムちゃんズ」再登場。対戦することになります。
両さんが野球を知らないことが判明。部長が中学時代四番をやってたことが判明。

かきおろし番外編:野球狂の男の巻
プロ野球の巨神の熱狂的ファンのタクシー運転手の話。絵柄からするとかなり新しそうですね。90年代くらいは行ってる気がします。しかも番外編と言いながら、結構いろんなところでこの話見かける気がするのですが、どうなんでしょう??読んだの4〜5回目だと思います。面白いです。多分紙のコミックスには入れるのは不可能なので、デジタル版限定ですかね。お得な気分になりました。集英社さん、ありがとうございます。

3巻までは、1話にかなりいろんなエピソードが盛り込まれていて、内容が濃く、充実した読後感はある一方で、「今回は〇〇の話」と一言で言いずらかったのですが、この巻の後半くらいから1話ワンテーマっぽくなってきました。なので「今回はこういう話だった」とまとめられるので、だから印象に残る話が多かったような気がします。

■第5巻:取りしまり日よりの巻

第35話:取りしまり日よりの巻
交通取締の応援に駆り出される両さんの話。酔っ払い・極限改造車・超高級車などの相手をして、最後は大事故オチです。

第36話:身も心も軽く!?の巻
何気ない日常の話(ドタバタはしてます)。フータロー再登場。洋子再登場。フータローにカップうどん+たまごで派出所の部屋の掃除をやってもらいますが、フータローの体からノミを部屋に撒き散らされてしまいます。両さんはバイトする側が多いイメージですが、雇う側の話は珍しいと思いました。

第37話:スイカはいらんかね!?の巻
アイアム ア スチューデントボーイ!(訳:天国行きのキップをくれてやる!)
野口再登場。差し入れが重なってスイカが16個きてしまい、皆で食べ切りますが両さん以外の3人(中川・戸塚・野口)がお腹を壊して入院する話です。大量にスイカを買ってきて色を塗ってカラースイカとして売り出す話がありましたよね。それが好きだったので出てくるのが楽しみです。

第38話:富豪巡査・中川の巻
中川のうちが初登場。表門まで行ったら車でも今日中には着けないほどの豪邸ということが判明。中川の祖父が公爵ということが判明。中川の妹の登志恵が初登場。中川家のデカさ一発勝負の話です。

第39話:雨にうたえば…の巻
ある雨の日の日常を描いた話。派出所内で皆でバドミントンや花札をたのしみます。この時代、花札はやっていたのですかね?わたしもばあちゃんちに行くと、大体叔母や従兄弟と遊ぶというと花札が定番でした。みかんを賭けてましたね。

第40話:でました18番!の巻
両さんが住んでる寮(ニコニコ寮)が初登場。後輩の送別会をやる話です。両さんの部屋に「ワクひき3年 ベタ5年」という張り紙があるのが興味深かったです。今はバケツツールでベタ1秒で終わりますからね。野口再登場。岩田警部補(剣道の会で戦った人)プチ再登場。ひろみも再登場。

第41話:大追撃の!巻
部長と戸塚と寺井とで中川の家に遊びに行く話。2台に分かれていきますが、カーチェイスになり大クラッシュ。部長も同乗してるのに強くは止めないので、昔は優しかったんだなと思いました。ちょうど泥棒が入っていて、ドタバタ捕物帳ものに発展します。

第42話:ニコニコ両さんの巻
町会で子どもたちに見せる用に両さんたちの働きぶりを8ミリに撮る話。付近の各家庭の訪問にいきますが、泥棒が入っていて逮捕しますが、うまく撮れてなかったのでやり直しします。両さんが家庭訪問をすると高確率で泥棒に入られてますね。金田一くんと同じものを感じます。

第43話:亀有でこぼこコンビの巻
冒頭、拳銃を組み立てようとするもうまくいかずゴミ箱に捨ててます。初期に結構頻発するシーンなのですが、両さんはプラモがうまいイメージなので意外です。プラモを練習してあとでうまくなったのでしょうか。メインの話は犬とのおもしろおかしい掛け合いの話です。

第44話:両さんありがとうの巻
香取神社に幽霊が出るとのことで確認に行く話です。両さんはめんどくさがりますが、幽霊が若尾文子・竹下景子に似てるとのことで行くことに。わたし世代的には竹下景子はクイズダービー(もしくは北の国から)、若尾文子は大河ドラマの武田信玄のお母さんのイメージなので、ちょっとわかりづらいです。中川が日の丸の扇子で仰いでるシーンがレアです。

連載開始から1年が経とうとしている時期かと推察するのですが、山止先生若干お疲れ気味か、マンネリ気味か、小粒な話が多かったです。個人的にはハズレ巻に該当するような気がします。全巻集める必要がない方(ほぼそうだと思いますが)は5巻飛ばしてもいいと思いました。

■第6巻:亀有のダビンチの巻

第45話:カッパの両さんの巻
中川がふくびきでプールを当てたのでそれで楽しむ会。近所の子供たちも入れてあげてほんわりしますが、金をとっているのを部長にバレて樺太付近の海に放置されます。

第46話:ど迫力幹事の巻
両さんが署の慰安旅行の幹事をやる話。こういう幹事ものは手を変え品を変え結構あった気がしますが、それの鏑矢。酒飲み放題のトラックで千葉の白浜に向かうことになります。こういう斬新なアイデアは両さんっぽいですね!白浜の海についてからも料理が豪華で皆からも好評ですが、宿を省略して署から借りてきた毛布で野宿というオチ。絶一門で他を豪華にするのはわたしはいいアイデアだと思いました!

第47話:モデル・チェンジの巻
地域密着が必要と、派出所を若者受けするよう模様替えして、派出所の前で困りごと相談所を開設する両さん。色々解決したようでしてないのですが、最終的に部長が次長を連れてきていてアウト。

第48話:祭り太鼓の巻(人情もの)
スリの名人・唐沢政五郎さんの話。部長と因縁がある様子。人情ものでじんわり良かったです。舞台が祭りってのもいいですね。最後のコマの余韻が良いです。

第49話:変身 カウンタックの巻
紆余曲折あり、中川のカウンタックをパトカーに改造します。ボンネットの「ご用」が良いですね。ついでに犬も2号車として白&黒に塗られます。後半冬本も再登場し、暴走族との抗争に発展しますが、両さんはクレーン車を導入して暴走族たちを皇居のお堀に叩き込んでいきます。最後はやり過ぎが咎められ、両さんが3号車として白&黒に塗られます。

第50話:迷子さんいらっしゃい!!の巻
冒頭、寺井の計算機を使わせてもらってはしゃぐ両さん。寺井の価値を算定した結果、中身も含めて11万5691円ということが判明(両さん調べ)。
交番に来た迷子の家を探しますが、ラーメンを食わさせられたり、おもちゃを買わせられたり散々な目にあいます。最後その子のお父さんが現れて両さんにお礼としてロールスロイスの色違いを5台どうですかというのですが、嘘だと思ってハイライト5つでいいと言ってしまいます。あわれ両津・・・

第51話:育ちざかり!?の巻
ウナ丼にジャムをつけてコーラで混ぜて食べたことにより入院する両さんを皆で見舞いに行く話。病室でカーテンを使って遠くへ飛ぶゲームをしますが、一人窓を突き破っていくシーンはこち亀200巻のうちでもトップ10に入る名シーンだと思います。途中回診に来る医者がトンデモ医者で「はらいたにはカンしたビールをハラにのせるのが一番いいんですよ」と適当なことを言う両さんに「そ そうだ 今思い出したぞ」「じつに!じつに するどい!」と言ってしまう感じです。こう言うキャラ後々も結構出ると思うのですが、多分ここが初回と思います。相当面白い会で、個人的にはブレイクスルーとなった回のうちの一つだと思います。

第52話:恋のカウンタックの巻
またカウンタックものですね。秋本先生が当時ハマっていたのでしょうか。失恋した洋子を励ますために色々と頑張る回です。ちょっと人情もの入ってます。

第53話:亀有のダビンチの巻
寺井に油絵の趣味があることが判明。両津が署内一ブキッチョでとおってることが判明。これは意外でした。去年の署内の展覧会にマッチ箱の戦車を出したそうで、相当やばいですね。後年はかなり器用になってるはずなので、その成長譚を楽しみに読み続けたいと思います。

第54話:ふれあい運動会の巻
亀有町会大運動会にきた両さんの話。1等のハワイ旅行につられて借り物競走に出場します。借り物が「現金5億円」とか「九州博多駅の入場券と北海道ノサップ岬の重さ250グラムの石それぞれ一つ」とかこち亀っぽさ全開です。新年号をもらいにジャンプの編集部に行くのですが、西村、広谷、谷口、堀内、渡辺、中野、阿部、根岸、鳥嶋などの名前が出てきます。こち亀の初代担当は堀内丸恵さんという方らしいので、この堀内さんがそうなのでしょうか?堀内さんは東大一直線も担当されていたらしいのですが、ここでの描写でも「ギャグ漫画2本担当してる」となっていますし。

正直5巻がそこまで面白くなく、逆にあさひなぐが激究極に面白すぎたのですっかりサボっていましたが、あさひなぐが終わって読んだこの6巻は、結構おもしろい巻でした。

人情もの(唐沢の話)あり、トンデモ医者の会あり、幹事ものあり、ジャンプ編集部ものありで相当盛りだくさんです。正直申し上げまして、オススメの巻ですね。ブックオフに行ってもし6巻があったらすぐ買った方がいいと思います。

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

完全版を出して欲しいです!!!!

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
酒チャビン
酒チャビン

原作ゲームの大ファンでしたので、見つけた瞬間にすかさず対価を支払いました!!内容は男女高校生による脱出をかけたデスゲームです!こういうと、なんかすごくありきたりで安っちく聞こえるかもなのですが、ストーリーが高品質です(わたしの個人的な感想です)!! ゲームとしても大変面白いのですが、とにかくキャラクターが全員すごく魅力的なのと、ストーリーがめちゃくちゃ面白かったので、小説もしくはマンガで見たい!!!とプレイ中から思っていたのです!!! 気になる仕上がりですが、全4巻中、後半2巻くらいは本当に面白かったです!!! 原作ゲームは全6チャプターなのですが、コミカライズするにあたり、前4チャプターを前2巻に、後2チャプターを後2巻にしているので、少し(というかかなりあからさまに)前半が端折り気味なのが、ものすごく悔やまれます!!!!!1巻とかゲームをやっていた私ですら何のことかわからないくらい端折られていたので。。 じっくりと描写されている後半がとても面白かっただけに本当に悔やまれます!!クラウドファンディングとかでも良いので、是非是非是非前半部分もじっくり描いた完全版を出して欲しいです!!!

人間昆虫記

手塚先生の惜しい傑作!!!

人間昆虫記
酒チャビン
酒チャビン

なんで人間昆虫記かっていうと、主人公の十村十枝子(本名:臼場かげりさん)が、擬態や寄生を得意としていて、その特技を活かし、各界のトップランナーたちに寄生してはその才能をコピーし、規格外の天才・才女としてのぼりつめていくという物語で、その寄生・擬態のさまを昆虫になぞらえているのだと思います。 演技にはじまり、演出、デザイン、小説執筆、コロシ、ビジネスと、いろいろな分野でトップクラスの実力を身につけて世間をアッと言わせます。 そんな彼女ですが、そうして身につけた才能はあくまでも寄生して擬態したものであって、本当の自分ではなく、彼女自身は虚しさを感じています。 けっこう話は大人向けで、正直主人公は完全に狂人めいているのですが、実はものすごく真面目すぎる性格でピュアだったりもするというところが、なんとなく真に迫っているようでなるほどなぁと思いました。 本作品ですが、正直手塚作品の中ですごくメジャーというわけでもないと思っていたのですが、2011年に実写化されているようですね。全然知らなく、みそびれていたのですが、1970年の作品が40年の時を経て取り上げられ得るというのが、手塚作品の世代を超えた魅力のなせる業!ヅカラーとしては大変嬉しい出来事です!! さて、なぜ惜しいかというと、なんかラストが急足で中途半端に終わってしまっているのですよね〜。。大人の事情等があったのかもしれませんが、主人公が双子かも?とか水野さんのその後は?とかだいぶ回収されなかった要素があるように思われましたので、それらを描き切った完全版を読みたかった!!!それまでの話の流れが最高にノってただけに悔やまれます!!!!

島っ子

初ちば先生の少女マンガもの

島っ子
酒チャビン
酒チャビン

昔の巨匠は皆少女まんがも書いていたようです。こちらの作品はあしたのジョー等でお馴染みのちばてつや先生による少女マンガものとなります。 とはいえ、今我々が「少女マンガ」と聞いてイメージするものとはだいぶ作風が異なります。主人公が少女なだけで、結構普通のといったら変ですが、老若男女問わずに楽しめる物語なので、ジェンダーレスに楽しめると思います。 まぁ同じエンタメでも映画なんかは別に「男子向け」「女子向け」とかそこまでないので、不思議ではないですね。 気になるストーリーの方なのですが、都会っ子のおてんば娘である主人公のミチ(小五)が親の都合で離島に移住してくるところからスタートします。初めは島民たちが閉鎖的だったりするのですが、持ち前の快活さですぐに打ち解けます。ただ大人たちはそうもいかず、ミチの両親と大人の島民たちとの間で揉め事などが頻発してしまいます。 台風がきて島全体が壊滅的な打撃を受け、大人たちが皆自失してしまっている中、そんな大人を励ますためにミチを筆頭に子供たちが力を合わせて運動会を開催するシーンは、現代社会で忘れてしまった何かを思い出させてくれるようで、思わず落涙せざるを得ませんでした。

逃げ上手の若君

ついに誕生した鎌倉末期〜室町初期の本格まんが

逃げ上手の若君
酒チャビン
酒チャビン

従前も太平記のコミカライズなどあったのですが、そこはやはり太平記なので、少しマンガとしては微妙というか、そういう部分が正直ありました。すいません。 それに対してこちらの作品は、ガッツリと長期連載する気満々で、満をじして誕生した本格作品!!どの辺りまで描写するつもりなのかは不明ですが、このペースでいくと100巻は下らない大作となりそうです。完結までわたしの寿命が保つか心配です。 描かれることが少なかった時代をテーマにしてますが、ちょうど気になってたんですよね!!!なので、題材選びとしては、わたしにとっては完全に満点です!!!そういった方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?そんな方に、本作の登場は、本当に朗報なんですよね!!! 足利尊氏と後醍醐天皇をはじめ、新田義貞、楠木正成、護良親王など、ウィキペディアだけでも相当魅力的と思われる登場人物が今後どのように活躍するのか本当に楽しみにしています!! しかもわたしの好きな戦国自体の武将たちのルーツ(先祖)の活躍もたっぷり見れそうなので、それも本当に楽しみにしています!巻末についている文字の解説もこれまたすごくいいですね。むしろ本編よりも楽しんでいるかもしれません。 ただ一点、ジャンプに連載なのでこれは仕方ないことなのかもしれないですが、ちょっと作品全体のノリについていけない部分があったので(間違いなくわたしがおっさんなのが原因だと思いますが)★は5にしませんでした。

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TimeTuberゆかり

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現代に生きる女子高生・ゆかりは、ある日、不思議な時計『デウス・エクス・マキナ』の力で気がつくと昭和時代に迷い込んでしまい…!? 今ドキJK×昭和レトロの時間旅行物語、開幕――!! さらに特別読切「デフォルマシオン」、「七人も刑事」も収録。

漫画家たちの戦争  戦場の現実と正体

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原爆、子ども、銃後等のテーマ毎に戦争漫画を収載。手塚治虫、ちばてつや、赤塚不二夫、水木しげる等の巨匠から、『社長 島耕作』の弘兼憲史、『シティハンター』の北条司など第一線の作家、気鋭の若手まで内容も年代も幅広く収録。“こち亀”の秋本治の作品など出版社や掲載誌の枠を超えて収載した奇跡的なシリーズです。今こそ漫画で平和と戦争について考えてみませんか。 激戦地ラバウルで左腕を失った戦場体験のある唯一の現役漫画家・水木しげるが描く本物の戦場/出版社の枠を超え「こち亀」秋本治の作品を収録―― 【収録作品】 水木しげる『白い旗』 手塚治虫『大将軍 森へ行く』 楳図かずお『死者の行進』 古谷三敏『寄席芸人伝 噺家戦記 柳亭円治』(脚本協力・あべ善太) 松本零士『戦場交響曲』 比嘉慂『母について』 白土三平『戦争 その恐怖の記録』 秋本治『5人の軍隊』

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こち亀づくし

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コンビニエンスストアほかで購入できる「集英社ジャンプリミックス」のデジタル版。各巻テーマ別に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のエピソードを収録する『こち亀づくし』。第1弾『こち亀づくし 金』は、プロデューサー業からトレジャーハンター、占い師などなど…、両さんらしい「金儲け」にまつわるエピソードを合計17本を収録しているぞ。

七人も刑事

七人も刑事

秋本治、久々の波乱万丈ギャグマンガ!! 美人、高学歴、玉の輿希望の超エリート警官・草波律子が、お騒がせ刑事達と出会い…!?(グランドジャンプ2021年23号)

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