作家さんの思いに寄り添うからこそ真剣に正直に
死後に本を出版する編集者・栞田さんが主人公のお話。 栞田さんの真っ直ぐ瞳が先ず好きです。 出版出来るか出来ないか、作家さんのことを想うからこその厳しい言葉もはっきりと真正面から言うのが素敵で好きで、読んでる側としてはスッキリとした気持ちになりました。 面白いの言葉が適切かは分からないけど、心に響くものがありました。 人それぞれ、本当に色んな物語がありますね。 死と逆の生についても自然と考えました。
著者の死後にのみ作品を出す奇抜な出版社“死後出版”。そこに勤める本ヲタクの編集者・栞田のもとにやってくるのは、作家たちの様々な想いがこもった作品ばかり。歩んできた人生が筆を動かす力になる!本にまつわる切なくもあたたかいストーリー!
1話の客は、若い頃に恋人が結婚して出せなくなってしまったという恋文を詩集として出したいという上品なおばあさん。
まあ恋人の正体は正直予想通りすぎて意外性はなかったけど、なぜ生前ではだめで死後に出すのかその意味が掘り下げられててよかった