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ボールパークでつかまえて!

野球場を舞台にした群像劇

ボールパークでつかまえて! 須賀達郎
サミアド
サミアド

ビールの売り子さんルリコを中心に野球場に関わる人々を優しい目線のコメディタッチで描いています。 表紙は完全に萌え漫画だし美少女の大ゴマも多いですがオッサンや子供にもスポットライトが当たります。 例えば31話で主人公は扉絵と小さな1コマのみ。 オッサン&着ぐるみの感動回です(特に好きな話です)。 作者さんの過去作も野球関連が多いですがどれも短命。「2年2組のスタジアムガール」は2巻が発売されず同人誌で自費出版。 流石に次は別ジャンルで・・・と思っていたら安定の野球場漫画で「正気か!?」と思いましたが単行本は初めて5巻突破!一安心です。 絵柄・作風的に本格野球漫画と相性が悪い気がするので群像劇は成功だと思います。 学校→野球場に舞台変更して恋愛以外のドラマも入れてルリコをメイン主人公にした『徒然チルドレン』という印象。登場人物が関わりあい、少しずつ物語が進展します。 過去作のキャラもちょっぴり出てきて特に帷子(かたびら)は敵チームなのに応援してしまいます。 5巻時点で未回収の伏線や再登場して欲しいキャラもいるので長く続いて欲しい、作者の野球愛・人間愛が伝わってくる漫画です。

ぬるめた

ありとあらゆる『萌え』の末で待つ者

ぬるめた
名無し
名無し

久しぶりにマンバに帰ったらコイツの事は絶対に話さなければならないと胸に決めていた それほどまでに脳を焼かれた作品である 何ですかこれは 多種多様な工夫に満ちている事が読んでいてひしひしと伝わってくる まず第一にキャラが全員濃い上にシルエットで全員見分けがつくのでめちゃくちゃ読みやすい セリフの文字数が多いと最初ら辺で作者さんが嘆いていたらしいが全然気にならないレベルで読みやすい きらら初心者にも全然おすすめできる その上で脳に叩き込まれるのは破壊力高めのシュールギャグときらららしい緻密な日常、キャラ描写である いやなんで両立できるの?これを両立するのはキルミーベイベーとゆゆ式を同時にやれと言ってるような物だし実際この漫画は大体そういう漫画だ 普通なら両立できない物が何故か両立できてしまっているので「ああやっぱコイツはギャグ漫画だ」と思うこともあれば「ああやっぱコイツはきららの百合漫画だ」と思うこともある 片方気に食わなくとももう片方が全力で食い下がって結局沼に呑まれるのだ あずまんが、日常、ゆゆ式、少女終末旅行、CITYなどなど この令和において『萌え×ギャグ』の最先端に居るのは彼女たちで間違いないだろう

ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

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