仮説を立ててみると、

ルリたちが事務所から赤坐山に出発する時点では田名崎は仕事等で別の場所にいて、ルリから「これからアリカを埋めるから今すぐ赤坐山に来て手伝って」と連絡を受けて急遽出先から単身埋立て現場に向かう。

先に赤坐山に到着したルリたちは穴を掘るなどしていたが、真世は怖気づいてしまい雨も降り出してきたことから焦ったルリは田名崎の到着を待たずにカバンごと雑にアリカを埋めて現場を離れる。しかし1度は無視したえみりの忠告がやはり気になって、念のため到着目前の田名崎に「ちゃんとアリカの死体を処分してきて」と連絡する。

ルリたちと入れ違うタイミングで埋立て現場に到着した田名崎が目にしたのは、自力で穴から這い上がった直後のアリカ。

田名崎は驚愕しながらもとりあえずアリカを保護し、彼女から事態の経緯(ルリの薬物使用など)を聞かされたあとでひとまず穴を埋め直し、事務所に戻ってからルリに「アリカの死体はちゃんと処分した」と嘘の報告をした…

というのはどうだろう?

※保護された後のアリカの行方については別途追記します。

追記で保護された後のアリカの仮説です。

前記のように田名崎に保護されたアリカは彼に今回の事態の経緯を説明して、「ルリを薬物依存から立ち直らせたい、そして今回の事態を公にしてりりトリを潰したくもない」と言ったのかなと。

今回の話を読むと田名崎もルリの薬物使用については以前から薄々気付いてたみたいだし、アリカも「薬物のためにこのままりりトリ(=自分の夢の場所)を壊されたくない」と思っていたとしたら2人の考えは一致して、田名崎が密かにアリカに協力する可能性はあると思う。

そうなると、虎芝や松尾らを含めた“グリムに出入りしている薬物を扱うコミュニティ”を秘密裏に壊滅させるような必要があり、そのためには「このまま私は失踪(死亡)を偽装していた方が都合がいいのでは」と考えたアリカが田名崎にそう持ちかけたとか。
それ以降は小関マネージャーや乙Pの協力も得ながら水面下でりりトリのために懸命に奮闘していたのかな…と考えてみました。

その過程で「ナナの存在が必要」と考えた乙Pが独断で3期オーディションを強行し、ナナがりりトリに加入できるようにした?

あと、結成2年目にアリカのセンター就任をルリが阻止できなかったのは、既にそれ以前のどこかで薬物使用をアリカに掴まれていたから?(「武道館ライブの時に“また”あの薬を飲んでたよね?」とアリカに言われてた。ブログのメッセージの「鬱ラぎり」はこのこと?)

最後に、個人的にはもしも「アリカは『どんどん薬物に蝕まれていくルリの姿』が大好きだった母親のそれと重なって見えていた為にルリを放っておけなかった」のだとしたら切なくて泣ける…

確かに当時薬物やってたのを知ったのはアリカに報告されたからというのは繋がりそうな気がするけど、今も本人に言って咎めなてないあたりこの話は(薬物やるほど追い詰められてたルリに)アリカの不在を伝えられなかったというほうに聞こえたな

それにしても田名崎は推しの担当アイドルがクスリ手出してるの知ってたのにさあ……

もしもルリの薬物の入手ルートが虎芝たち(グリム)からだったとしたら、彼らにルリを引き合わせたのは他ならぬ田名崎自身の独断だったし、「ルリが薬に手を出すほど追い詰められたのは自分が満足に彼女を売り出せずにいたから」みたいにずっと負い目を感じていたために、ルリの薬物使用に気付いていても今まで何も言えなかったのかもね…

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