他の誰かが犯人だと「ザシス」を応募した理由が説明がつかない。殺人を実行したいのであれば気づかれないように犯行が終わった後に応募すればよい。犯行を実行したい人間と止めたい人間が存在すると考えるのが合理的。応募前の小説の存在を知りえるのは遥人、遥人の母、もしかしたら存在するかもしれない姉妹、恋人など。登場してない人間を犯人にしないでしょ。というのと、遥人の母は同窓会の招待状におどろいてたから違うかな。なら遥人を犯人と止めたい人間の二人に分けるしかない。そこから想像を広げていっただけ。
推理漫画ではないから証拠うんぬんじゃなくて、あれこれ勝手に想像してるだけだからあまり攻撃的にならないでね。反論がもらえるのはうれしいですけどね。

でもさ、確かに気の抜けた顔してるよね、山内。恐怖ではなく、困惑の表情。女装説はさすがにイミフだけど(そら女装してたら酷く困惑するだろうけどもw)、たとえば「中学生の頃のままの遥人がそこにいた」とか、なんかそんな感じの、「とても不思議なことが目の前で起きているが、差し当たっては己の身の危険は感じていない」という、そんな表情に見える。

遥人トランスジェンダーってそこまでイミフですかね?
遥人はキャーって叫び声あげたり女性っぽくかかれてるし、顔もメイク映えするような中性的に描かれてるような気がするし、顔の傷もメイクしたときに「誰?」ってならないようにアイコンとして作者が意図的につけたと思うんですよ。唇の皮を剥くイジメって不自然でしょ?ほかの3つがありがちなイジメなのに…

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ザシス

ザシスの意味とは

ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭

「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。

ザシス 1巻
ザシス 2巻
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