「グルメ×ホラー」というコピーに惹かれて読んだけど…
電車広告にあったこのコピーで「グルメとホラーを組み合わせるなんて斬新だな」と気になって読んでみましたが、ちょっと自分が期待してたものとは違いました。ホラーの部分、エピソード自体に怖さがあるかというと、全く無いです(というかホラー要素そのものが無いと言ってもいいくらい)。怖くないけど面白いのかというと、そういうわけでもないです。ただ(これは読むまで知らなかったですが)新潟県を舞台に描かれているのがとても良いと思いました。お酒好きな人ならグルメパートだけでも十分楽しいのではないかと思います。
この作品は酒どころ・新潟を舞台に笹倉栞・咲花柚月というお酒好きの女性2人が、
“洒落にならない話”をツマミに新潟のお酒やグルメを満喫するという作品です。
“洒落にならない話”とは、例えば仕事中にちょっとアブナイお客さんと遭遇したり、友達と久しぶりに会ったときに突然宗教の勧誘を受けたりといった、実際に体験すると怖いけれど話だけ聞くとどこか笑えるようなエピソードのこと。
お酒が入るとなぜかそんなエピソードが山ほど出てくる2人が、エピソードをネタにしながらお酒を飲む様子が描かれる、コメディとしてもグルメマンガとしても楽しい作品です
また、作中に登場するお店は新潟に実在するお店ばかりなので、読むと実際に新潟に足を運んでみたくなる、そんな作品です。
1巻まで読了