ゲーム業界の胃が痛くなるリアル
実在のゲーム制作会社を舞台にしたお仕事漫画。エンタメでありながら、胃が痛くなるようなリアルさで面白い。「NEW GAME!」よりは「東京トイボックス」や「SHIROBAKO」寄り。ロマンや情熱、挫折と成長……も無いではないですが人間どうしが集まった"会社"というものの難しさが描かれています。 全話無料公開されています。 https://www.famitsu.com/serial/chasergame/201812/17169258.html クリエイター論としても非常に共感できる内容です。 あとITの分野の話なのに絵やノリがレトロでちょっと新鮮w
.hackやNARUTOのゲームで有名な福岡のTVゲーム会社、CC2(サイバーコネクト2) 社長、松山洋さん原作のゲーム制作会社マンガです。
ん? 福岡? CC2 ? 洋(ひろし)・・・?
Vジャンプのレジェンド漫画『犬マユゲでいこう』で毎回イジリ倒されるヒロシやん!!
犬マユに異常に協力的な忍(自社社員)と石塚さんにドッキリ仕掛けられて泣かされたり学生時代の黒歴史公開されて倒れ伏したりするヒロシやん!!
何やってんだヒロシ!大丈夫かヒロシ!?
正直不安しかありませんでしたが、あれ、意外と面白い・・・?
20年近い経験を持つ現役ゲーム会社社長なので原作に生々しさがあります(漫画的誇張はありますが)。漫画家志望だった経験も役に立ってる気がします。
↓ローカル番組で『マエストロ』の さそうあきら先生に指導を受ける松山社長。17:00頃〜
https://m.youtube.com/watch?v=pH7Dt04CDKQ
原作の事ばかり書きましたが松島幸太朗さんの作画は読みやすいです。構成の柚木元さんのサポートも大きいです(多分)。
単なる仕事紹介ではなく漫画としての面白さを意識して描かれていますし章ごとにテーマが違う見せ方も好きです。ゲーム制作会社ならではの話と普遍的に通じる話を上手くミックスしていて多くの読者に刺さるよう計算されています。
ソニーやカプコンなど他社にやたら細かく監修を受けていて実在ゲームも多数登場。リアル感を押し上げます。
毎回入る後書きコラムも楽しみです。
個人的に終盤の展開はちょっと…仲間が集まったのは嬉しかったし主人公達の成長も良かったですがちょっと…でも全体的には好きな漫画です。
バンダイなどゲーム販売側から見た苦労や経理・総務、流通・小売のエピソードなども読んでみたかったです。
ドラマ化に合わせて短期集中連載が決定!楽しみにしています。そしてそれ以上に、犬マユでまたイジリ倒され叫ぶヒロシ社長を非常に楽しみに心待ちにしています。
サイバーコネクト2&3さんの益々のご発展をお祈り申し上げます。
この感想読んでリアルな制作の裏側が面白そうだなオーとAmazon見に行ったら実写のイケメンが出てきてビビりましたw
ドラマ放送直前ですからね…
ゲーム制作要素は章によって濃かったり薄かったりです。
読むだけなら今なら『スキマ』で全巻無料で読めます。
紙単行本はドラマ化に便乗した描き下ろし短編冊子や社長名言Tシャツなどが付いた特装版『単行本全巻ebtenDXパック』が予約受付中らしいです。冊子だけ欲しい…。
一瞬、ウッ!となりますね