郷里のある幸せと父子のわだかまりを描いている
あとがきでも語られるが、谷口ジロー自身の体験が物語にかなり反映されている。それもあってかやり取りや心理描写が細かくてリアル。 ストーリーは結婚の挨拶以来実家に帰っていない男が父の死を機に里帰りをする話。通夜で昔世話になった母方の伯父や姉から、家に帰らなかった間の父の姿や、幼い日には理解できなかった父の心情などが語られて、後悔とともに父とのわだかまりがほぐれて行くという話。 読み終わると、実家に帰るかという思いになる。あとがきも結構いいので是非呼んでもらいたい。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
たしか中学生くらいのとき連載中に読んでいたが今読んだ方が圧倒的に面白い。あと「遥かな町へ」を記憶が混ざっていた・・・
・特に好きなところは?
父親の心情。これは中学生の俺には理解できんわ・・。
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
淡々と話が進んでいくだけでなんでこんなに面白いのか?
後書きも含めてよかった