「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
ジャンプラの読切『PRESENT』を読み、過去作があるということでハルタのバックナンバーを引っ張り出して読んだのですが無茶苦茶よかった…個人的にはこっちの方が好きです。
『PRESENT』でも「ギャングと子供」という二者の間にあるエモーショナルな関係性を描いていましたが、こちらもまた「首にできたコブ(※龍になる予定のヘビ)と男子高校生」の心のふれあいを描いたお話。
主人公のユイは勘違いで祟られて首に取り憑かれてしまう。ヘビを追い払うには「還城楽(ヘビを追い払う雅楽の曲)」を奏でる必要があり、ユイは龍笛やらその代用品のリコーダーを手に入れて奏でようとするのですが意外にもヘビはノリノリで曲を聴きたがる。
実は雅楽師になりたかったユイ。
龍になって雨を降らせたいヘビ。
お互いが一番近くに居て過ごす日々のなかで、少しずつ育まれていく友情が優しくて切なくて本当に素敵でした。
2作読んだだけですがもうファンになってしまいました。
個人的には吉田はく先生には短編集出せるくらいたくさん読切を描いたあとに連載してほしいです(願望)
新作ぜひ楽しみにしています!!!