エンターテイメントの教科書
漫画原作者、小池一夫さんの代表作の一つです。小池さんは1970年代から「劇画村塾」という漫画家の養成塾を開設され、数多くの門下生に対して指導なされました。ここから高橋留美子、板垣恵介など多くの漫画作家が育ちました。 小池さんによると漫画で一番重要なのはキャラクターです。小池さんはこの「子連れ狼」を題材に、どうやってキャラクターを作るのか「キャラクター創造論」などで解説しており、エンターテイメントの教科書と言っていいでしょう。
一殺五百両!子連れの刺客――人呼んで”子連れ狼”拝一刀とその子大五郎が昿野をさすらう!柳生一族の厳しい追撃をはねのけ親子が目指すは・・・!?巷間を感動の渦にまきこんだ時代劇画の金字塔!!
言わずと知れた小池一夫先生×小島剛夕先生不朽の名作です
あまりにも有名なタイトルゆえ実写イメージが強く、また劇画への分別も浅く…
じっくり読めたのは大人になってからです
小島剛夕先生の圧倒される画筆、キャラクターの深み悲哀、
ストーリーの一話一話で長い映画をじっくり観たような重厚感
なんでもっと早く読んでなかったんだ〜!!!!と叫ぶ面白さでした
全てを読み終えた時何かとんでもない事が自分の人生に起こった…!と涙が止まらなくなりました
「面白い」という言葉は陳腐かもしれないですが本当に本当に「面白い」のです
漫画の凄さの全てを感じられた!!と思いました
お気に入りの登場人物は
酉蔵、乞胸のお雪、スリ"を生業とする女・お葉などなど…
深く悲しい女達がとにかく最高です
話が逸れますがドラマ版(一期〜三期)を数年前に全話観る事ができました
酉蔵役の浜木綿子さんの極上の美しさ
他素晴らしい俳優さん達が出演されてこれまた「なんでもっと早く観なかったんだ〜!」と…なりました
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本当に素晴らしい作品…
小池一夫先生
小島剛夕先生
感謝です!!!