『本日のバーガー』コンビが次に描くのはパスタ🍝🇮🇹
T市こと高崎が舞台になるのかと思いきやさっそく本場イタリアでの修行編がスタート。このテンポの良さはベテランって感じですね。正直まだ全然話が見えてきてませんが期待しています! 【1話のあらすじ】 全国有数のパスタの街・T市。6年前、閉店してしまった父の店でふてくされていた主人公・泰司は、今やナポリの郊外で有望な若手パスタ職人として修行している。店の新しい支店がオープンするため、誰が新シェフとなるのか皆が注目するなか、泰司はボスから「期限1週間であらゆる客を喜ばせるパスタを作ってみろ」と課題を出される。
パスタっていいですよね。
安いし、美味しい、腹もちもいい。
お金がなかった学生の頃は、米よりもよく食べていた気がします。
ただ、カレーと同様にベースの平均点が高いので、
家でつくってもソコソコできてしまうから、
「わざわざ外食してまでパスタは食べたくないなぁ」
とか思っていた・・・時期が私にもありました。
本作を読んで考えを改めます。
すいません。
(当たり前ですが)めっちゃ奥深い。
そして、素人よりもプロのそれのほうが圧倒的に美味しそう。
冒頭の展開(実家がパスタ屋で幼馴染がいて)はまだ未消化なのですがなんとも言えませんが、主人公はイタリアでパスタ職人として働くところから始まります。
そこでの修行を経て日本で、先輩のあるイタリアンレストランを手伝うことになるという流れ。
とにかく展開がはやく飽きさせないのがすごい。
もちろんタイトル通りパスタの歴史や知識がふんだんに出てくるので読み物としても面白い。
特にパスタの立ち位置とか、イタリア人のパスタに対する意識の部分。
大衆食だからこそ、逆にその歴史や文化まで根付いた奥深さを感じさせます。
一介のマンジャ・パスタとしては、パスタイオ(パスタ職人)の心意気に、ただただ感動します。
それにしても同著者の「本日のバーガー」同様、出てくる料理が美味しそうなので、食べたくなりますね。
パスタはどこの家にもあるからよりいっそう誘惑が強いです。