「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
これまでにハルタに載った作品3作ひととおり読んでますが、これ読んだ時「この人の漫画好きだな」と確信しました。ファンです。付かず離れずな家族の雰囲気も理想的ですし、あくまでも読者に想像させるにとどまらせる、お兄さんと門田くんの関係。そのふたりを見て、変に勘ぐるわけでもなく、兄のコミュニケーション能力の無さが気がかりだった妹がただただホッとするというオチ。
淡々とストーリーが進んでいくなか、門田くんがお兄さんを追いかけて捕まえ、そしてしがみつく場面が面白すぎて最高です。また次作に期待しています。