サスペンスチックな短編集なんだけど「ハラハラドキドキをどう見せたら楽しいか」みたいなウィットに富んでる内容になってます。やっぱり表題作の「夜は散歩者」が一番面白かったです。夜の森で追いかけてくる殺人鬼から見つからないように白いスカートを途中で脱ぐんだけど、そういやパンツも白だった!目立つから脱ごう!…まぁ、パンツはいいか(照)、のシーンが特に好きでした。でも作者の自作解説によるとあんまり気に入ってない頃の作品なんだよね。「世間の壁に負けた僕は、誰でも面白がれる、ユーモラスで小気味のいいサスペンスを描き始めた。”一皮剥けた”と評された。そうなのかな?」

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ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

よるはさんぽしや
夜は散歩者
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夜は散歩者

夜は散歩者

車を発車させてから気づいた。ドライヤーの電源がつけっぱなしだった! 慌てて戻ろうと車から降りたら気づいた。車と家の鍵を車内に置きっぱなしだった! ガラスを割ってドアを開けようとしたら気づいた。サイドブレーキかけ忘れて、車が動き出した!ドタバタ短編の表題作を含め6作を収録した、福山庸治先生の傑作集!

ある朝パニック

ある朝パニック

完全無欠の殺人ロボットに狙われた男の元へ届けられたのは、撃てばどんな機械でもエラーを起こす「エラーガン」だった。これで撃退できると思っていたが…。日常に亀裂が入り、不条理の世界へと引き込まれる、福山庸治先生が作り出すその圧倒的なビジュアルとトリップ感に酔いしれませんか!?

マドモアゼル・モーツァルト

マドモアゼル・モーツァルト

もしも、あのモーツァルトが実は女だったとしたら?大胆な着想で優雅に奏でられる、福山庸冶版『アマデウス』。性は隠せても才能は隠せないのか。ミュージカル化もされた傑作!本作品は、1995年に弓立社より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2013年に電子書籍化したものです。

臥夢螺館

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住人の立ち退きを依頼され、あるアパートの部屋を訪れた弁護士・緑川。不気味な顔をした“天使”の幻覚に悩まされるようになる。アパートの窓から、パソコンの画面から、理不尽に出現する“天使”たち。彼らは一体なんなのか…!?

うろしま物語

うろしま物語

ここでは一生分のセックスができますーー地図にも時刻表にものっていない謎の町で、平々凡々の中年オヤジが、美少女ユマちゃんに恋をした。抜け出せない・引き返せない、オトナのための桃色寓話。

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