よるはさんぽしや
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車を発車させた後気づいた。ドライヤーの電源がつけっぱなしだった!あわてて戻ろうと車から降りた後気づいた。車と家の鍵を車内に置きっぱなしだった!ガラスを割ってドアを開けようとして気づいた。サイドブレーキかけ忘れて、車が動き出した!…傑作ドタバタ短編の表題作を含め6作を収録した、福山庸治の傑作選!
車を発車させた後気づいた。ドライヤーの電源がつけっぱなしだった!あわてて戻ろうと車から降りた後気づいた。車と家の鍵を車内に置きっぱなしだった!ガラスを割ってドアを開けようとして気づいた。サイドブレーキかけ忘れて、車が動き出した!…傑作ドタバタ短編の表題作を含め6作を収録した、福山庸治の傑作選!
サスペンスチックな短編集なんだけど「ハラハラドキドキをどう見せたら楽しいか」みたいなウィットに富んでる内容になってます。やっぱり表題作の「夜は散歩者」が一番面白かったです。夜の森で追いかけてくる殺人鬼から見つからないように白いスカートを途中で脱ぐんだけど、そういやパンツも白だった!目立つから脱ごう!…まぁ、パンツはいいか(照)、のシーンが特に好きでした。でも作者の自作解説によるとあんまり気に入ってない頃の作品なんだよね。「世間の壁に負けた僕は、誰でも面白がれる、ユーモラスで小気味のいいサスペンスを描き始めた。”一皮剥けた”と評された。そうなのかな?」