sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
主人公が死にかけてる人っていう設定は結構好きです。
その半屍っていう状態がなんなのかよくわかんないですけど、死んでないから地縛霊ではないし、幽体離脱とも違う?いつかは身体が元気になって生き返る可能性があるということですかね。悪霊化した半屍との戦いが急に世界観変わる感じで戸惑いましたけどw
読んだ感想としては黒マスクの男の正体がとにかく気になりますね。前後編の読切だけだとそこらへんがほとんど掴みきれなかったので続編を読んでみたいです。