伝説の作家・岩泉舞さんの新作が読める喜びに震えながら『七つの海』について語ってみた。
※ネタバレを含むクチコミです。
『七つの海』に新作漫画&未収録を加え復活 1992年に刊行された一冊の短編集で≪伝説≫となった漫画家・岩泉舞。瑞々しい感性で描かれたジュブナイルファンタジーの作品群は、時代を超越し今でも根強いファンが多数いる。今回、表題作である新作短編マンガ「MY LITTLE PLANET」(32P)で、約30年ぶりの“復活”を果す! 本書では、1992年に刊行された『岩泉舞短編集1 七つの海』収録「ふろん」、「忘れっぽい鬼」、「たとえ火の中…」、「七つの海」、「COM COP」、「COM COP2」をコミックスではカットされた雑誌掲載時カラーを再現して完全収録。さらに単行本未収録作「KING-キング-」、「クリスマスプレゼント」(原作:武論尊)に加え、描き下ろし新作「MY LITTLE PLANET」を収めた決定版! ≪伝説の漫画家≫の復活を目撃ください。
30年前のジャンプにすでに鬼滅の刃っぽい作品があったんだよ!というきたがわ翔先生のツイートがバズっていたのは自分もタイムラインを見ながら「へ〜」と思っていたのですが、これをきっかけに再単行本化までされるなんて当時のことを何も知らなくてもなんだか胸が熱くなりますね。
漫画図書館Zって連ちゃんパパでも話題になりましたが埋もれている面白い作品がたくさんあるんですね。そういうのをどんどん再発掘して紙で読めるようにしてもらえるって本当にありがたい…。ちなみに自分は恥ずかしながら鬼滅の刃を読んでいないので「たとえ火の中」が鬼滅っぽいのかどうかはよく分からなかったです。高橋留美子先生っぽいかな〜ってのは感じたけど。
どの作品を読んでも作者さんの人柄の良さがにじみ出てて自分の好きな少年漫画はこういうのだなって思いました。描き下ろし新作「MY LITTLE PLANET」も絵柄はだいぶ進化してたけど芯にあるものは一緒な気がする。変わらず漫画も上手いしどこかで描いて発表したりもしていたのかも。