残酷青春絵巻
同作者のキラキラの延長にあるかのような漫画だと思います。 残酷を超えた何かを感じるこの感覚はなかなか他の漫画では味わえないですね。なんだろうこれ・・・。傑作。
鬱屈(うっくつ)した日々を送っていた高校生・市ノ瀬利彦(いちのせ・としひこ)は、絵画を通し、学校のマドンナ・仲村真理(なかむら・まり)と親しくなる。彼女主演の映画を作り、文化祭で上映するべく、級友達と活動を始める利彦。真理という明るい太陽に照らされて、利彦の青春はようやく煌(きらめ)き出す――はずだった。’90年代、日本中の青少年の脳髄を揺さぶった、青春漫画の金字塔!!
どちらかと言えばキラキラ!の方が好きかもしれない。でもここまで振り切れてるのってなかなかないと思う。残酷な展開が心苦しいのに何故か気持ちよくも感じてしまう。女教師だけじゃなくてお姉ちゃんとも…ってのも徹底してますね。3巻に付いている〈成年コミック〉のマークも格好よく見えてきます。ゴトウユキコ先生が安達哲ファンらしいですが「さくらの唄」を読んで納得しました。