この場合は「村上絵里の章(人間回収車)」もその漫画と似た展開で、主人公(村上絵里、望月朋和)と主人公の想い人(岡山隆司、江野明日花)が可哀想だわ(主人公の想い人がDV恋人(真咲、陽平)に蝕まれ(そのせいで主人公の想い人は、DV恋人からのDV依存になってしまい、主人公が最悪の結末になる要因を作ってしまう)、主人公もDV恋人(想い人の恋人)に嫌味を言われ、DV恋人はいじめに等しく酷いデートDVを繰り返し)……。
この惨状から主人公は「自分の力では……。」と卑屈になりながらも、「想い人を助けたい」「何とかしてDV恋人に一泡吹かせてやりたい」と思って行動に出たところ、DV恋人のせいで最悪の結末になりかけてしまってよ……。
仮に主人公の想い人が早くDV恋人と別れて、自分に好意を寄せている主人公とラブラブになれば、主人公も主人公の想い人も歪まずに済んだのに。本当にないわ、DV恋人は。
また、デートDVは第3者から見ても非常に辛いものであり、そのDV恋人に苛立つ主人公に共感できるわ。
DV恋人は「恋人は自分の所有物」だと思ってよ、デートDVや自分以外の異性(恋人以外)を見下して嫌味を言うことも厭わない最悪のくず人間だわ。
無料版や試し読み範囲の中でも「これは辛い話だな」と思う話も少なくない(「村上絵里の章」(人間回収車)でも、その範囲内でも主人公や主人公の想い人がDV恋人に、いじめに等しい行為をされていて辛い)。また、表紙や扉絵も血のヒロインだけということから、どちらもむごたらしい展開だわ。
陽平はもちろん、真咲もひどい。
絵里が隆司に好意を寄せていることを知っていたのに、真咲の勝手な思い込み思い込みで「私の彼氏だから」と言われたら絵里でなくてもムカつく(真咲が隆司にしているのはデートDVだっつーの)。
だいたい嫌味ばかり言うから、主人公が歪んでしまったのに、真咲もどうしようもない隠れクズだわな。
この話の場合はさ、
・基調:ワインレッド
・差し色:ブラッドストーン、ジャスパー
…制服だとこうゆう感じ。
君がそれを愛と呼んでもはカラー漫画だから色が決まっているけど、「回収リスト 村上 絵里」とは胸糞悪い恋愛(及び悲惨な主人公)という雰囲気が近いものを感じるから、多分似たようなアニメカラーになる。
君がそれを愛と呼んでもの主要人物についてまとめるとこうなるのか…。
望月 朋和(もちづき ともかず)
大手会社の派遣として働く男性。
中学時代の後輩の明日花に好意を寄せていたが、陽平に取られた上で彼が明日花に暴力を振るっていることに苛立っていたため、彼に一泡吹かせようとしていた。
江野 明日花(えの あすか)
望月から好意を寄せられている女性だが、陽平と付き合っている。
陽平の本性や彼に束縛されていることに気がついていない。
陽平(ようへい)
明日花と付き合っていながら、「恋人は自分の所有物」と思って彼女を束縛している男性。自分の思い通りにならないだけで明日花を虐待したり、望月に嫌味をぶつけていたぶるなど、その実態は望月から毛嫌いされるほどの性悪である。
「君がそれを愛と呼んでも」といい「回収リスト 村上 絵里(人間回収車)といい」、どっちにしろ主人公が一概に悪と言えないよな。
題材的にアニメにするのはかなりハードル高そう…
この「主要人物についてまとめ」は序盤での設定ですよね…