2013年、多くの人の"想像"が拡がった頃
連載開始からもう11年も経ったんだなーと驚いたりショックだったりもするけれど、思い返すと10年代前半は漫画もアニメも「なろう」の波に押し流されないように必死だった時期でもあったと思う。 なんでか、なろう系に限らずだけどオタク文化は未だギリギリ悪いものとして扱われがちだった時代な気がする。ラノベも一部インフルエンサーにTwitterで酷評され続けていたり。多様性を受け入れられていない社会だったんだきっと。 今思えば慣れたよね、受け入れられないのカッコ悪いみたいな空気ができて。でもって今はまた本流に戻そうとしていたりする風潮も一部ようだけど、それはずっと一部なのだろう。 脱線しまくったけど、2013年に連載が始まったこのJDが迷宮に迷い込んでなんとかしていくマンガ「百万畳ラビリンス」はそこそこ異彩を放つ存在だった。 ファンタジー要素ナシで(異世界じゃない)、流行ってた俺つえーでもなくて。 かつ絵が上手い。 登場人物が可愛い(人外も含む)。 ゲーム大好きデバッガー(自分の世代だとその頃デバッガーバイトでやってたやつが珍しくなかった)な女子大生が主人公。 なにより、話がショートショートっぽくてとてもいい具合にキュッとまとまっていて、かつ壮大だったので当時一度読んだだけだったけどお気に入りだった。 #2巻で完結したマンガ としてマンバでまとめられているところで超久しぶりに出会えてすごく嬉しかったので改めて電子購入。
最初の方読んでる時は、ぽいなーとは思っていたけど、結果そこまででもないな、という結論に至りました。あと自分は普段からゲームをほとんどしないんですが、する人の方が何倍も楽しめるんだろうな、という内容でした。それでも結構面白かったので、相当面白いんだと思います。
こういう話を3巻以下で綺麗にまとめてる話ってだいたい面白いですよね。
礼香というキャラクターの社会からはじかれてしまう感じ、最後どうなるんだろうと思ったら、自ら社会から完全に抜けたというオチ。個人的にはそこがいちばん良かった。あとがきにもありましたが、それが幸なのか不幸なのかは微妙なところだけど。