ネタバレ

センセーショナルなタイトルなもんで、夫の立場としてつい読んでしまった。

読んでいて、まぁ、この夫にも難ありだなと思う箇所が多々ある
例えば、
・決めた約束を守らない
・保育園とか結婚式の準備とか丸投げしておいて後で文句を言う
・奥さんの状況を軽くみている
などなど。

ただ、こう字面に出すと
「なんてひどい奴だ!」
と思う男性陣も多いと思うのだが、難しいのは、
本当に自分はこれをしないと言い切れるのか?ということ。

無意識に、特に悪気もなくやってしまったり、言ってしまったりすることってあると思うんですよね。(だから、よりタチが悪いんですが…。)
自分に余裕がなかったりすると特に起きがちで、そしてやった本人は忘れがちという罠。

著者の奥さんも最後にそれに気づくのですが、そういう不満を溜め込んで何も言わない、我慢するという状況が一番良くないんでしょうね。

どうしても夫婦という他人以上の関係になると
「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまいがちですが、
やっぱりどこまでいっても他人には変わりないので、言葉にしないと伝わらないものが多いと思うんです。
特に、関係が始まったばかりの新婚とかは。

最後は、奥さんもきちんと旦那さんに伝えることで、旦那さんも徐々に変わっていきハッピーエンドなので、良かったです。

人間が変わることができるのは、
・環境を変える
・付き合う人間を変える
・使う時間の優先順位を変える
と良く言われますが、夫婦関係は、上記3つ全て当てはまると思うので、絶対お互いに変わることができるから、諦めず双方の歩み寄りが大事なのだと痛感しました。

読みたい

既婚者目線の感想待っていました!
確かに「察して」が駄目なのはわかっていても、当事者になってみないと同じことが起きないとは言い切れないですよね。夫婦だろうと他人であるということを常に頭に入れておかないと駄目ですね。

だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
六文銭

童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
六文銭

自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
男子校の姫

男子校の姫

SNS大反響のボーイ・ミーツ・ボーイ!昔々ではない令和の今、御伽高校という男子校に二人の「お姫様」がおりました。白雪の如き儚さを持つ、白雪凛吾と艶やかな黒髪の美少年、鏡宮有栖は日々ハッピーでイージーだけど少しむなしい学校生活を送っています。誰にも話せない秘密を持つ姫同士が、お互いにまさかの一目惚れ!?二人の姫によるピュアラブバトルの幕開けです!

魔女の孫と七人のメイド

魔女の孫と七人のメイド

祖母の遺産を相続することになった女子高生を待ち受けていたのは、巨大なお屋敷とメイドたち!実は祖母は「魔女」で、メイドたちは人狼・吸血鬼・淫魔・メデューサ……など全員、人ならざる者だった! 様々な種族の人外女子と、お屋敷や学校で繰り広げられるお嬢様とメイドのイチャラブ模様、SNSで話題のショートコミック、待望の書籍化。

変幻の半狐

変幻の半狐

代々続く稲荷神社の娘で、昔から人には視えないものが視える女子高生・安倍葛葉。彼女はここ数日、「この地に災いが起こる。あの子を助けて」という不思議な声を聞いていた。声の事が気がかりな中、突如葛葉の元に、謎の少年・和泉信太が現れ、彼女の運命が大きく動き出すーーー。様々な思惑が渦巻く狐の昇格試験に挑む、狐×人間の変幻自在のタッグバトルファンタジー第1巻。

お宅の夫をもらえませんか?

お宅の夫をもらえませんか?

嫁ぎ先でいびられているなな子は、パートの職場だけが唯一の居場所だった。ママ友の夫で、職場の上司である忍は愛妻家で有名で、羨ましく思うなな子だったが、ある事件をきっかけに、忍と一線を越えてしまう。一方、忍の妻の香織は、最近 夫の様子がおかしいことに気がつく。夫が不倫していたのは、娘のママ友で、夫の職場で働くパートの女――。不倫をした夫とママ友のなな子に、香織の下した決断とは。不倫で人生が激変する2人の女の物語。※電子限定オリジナルカバーでお届けします。内容は書籍版と同様です。

影と花

影と花

忍者×女子高生×房中術!?東京都西部の山中にある月華女子高等学校。男子禁制、伝統の全寮制教育。ここに通う女学生は皆、例外なく忍者なのである!入学次席の服部 累(はっとり かさね)は寮で同室である首席入学の霧隠 才伽(きりがくれ さいか)に対抗心を燃やす日々を送る。そんな中、訪れた「房中術」の初課題の日。この学校では同室の二人でその術を磨く決まりがあった。服部は初めての緊張の中で、毎週金曜日に「房中術」の特訓を行う約束をしてしまい…!?

鬼と夜明け

鬼と夜明け

TikTokで超人気のマンガ動画がオールカラーで書籍化!! 現在、「路草」で連載中の『幕末女子高生 鬼と夜明け』に登場する「新撰組三人衆」こと藤堂、永倉、原田を中心に、沖田や斎藤など幕末志士の魂を持つ女子高生たちのセカンドライフを描く。さらにTikTokオリジナルキャラクター辻兼重や和泉上総のストーリーも収録。漫画動画では不可能だった細部を描き足し、40ページ以上を描き下ろした幕末魂持ちの青春コミック。

懐かないかのじょ。

懐かないかのじょ。

たったひとり。君が、初めて特別だった。大学3年生の旬の趣味は、女の子と楽しく遊ぶこと。ある日、セフレからの紹介で同じ大学の4年生・都と出会う。今までのどのタイプとも違う素朴で純粋な雰囲気の彼女に旬はときめきを覚える。一方、都には「ある秘密」があり……。繕って、期待して、隠して、触れたい。不器用・ラブコメ!!

悪気がないからタチが悪いにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。