不幸も笑いに変える力はすごい
『僕の小規模な生活』以降、福満しげゆき(およびその妻)フリーク化している自分です。 その独特の表現、卑屈なようで、プライドなのか見栄なのか、ささやかに持論を展開して抵抗する感じがたまらないんですよね。 小心者特有の、ちょっと自分に似ていて、共感してしまうんです。 本作では、ついに妻が母になりました。 ずっと読んでいたものとしては感慨深いです。 ただ、その子供が障害だったり、重い病気にかかったり、何気にシビアな状況であるにも関わらず、漫画にして笑いに変える力は、純粋にスゴイと思います。 ともすれば、絶望しかねないのに、父親として、母親として前向きに対応する様は、自身の襟元正す思いでいっぱいです。 五体満足なのに文句ばかり言ってしまう自分が情けなくなりますし、同時に福満一家から勇気をもらえます。 福満ファンはもちろんですが、子育てに悩む人にもおすすめしたい1冊です。
今月のヤンマガサードには75話〜79話が掲載
【78話】
小学5年生の息子にスマホを買う話。
絶妙なサプライズ失敗も面白かったけど、他のご家庭も「スマホ持ってる」ってよその子に言わないようにしてるってのがめっちゃ面白かった。
「みんな持ってる」って子供に言われたら大変だもんな…