たま〜に思い出すのは付き合った女に必ず冷やし中華を作らせる男の話。結局は色々凝ったものを作ろうとする子より家にある材料でパッパッと作っちゃった子の冷やし中華が一番美味しかったって話なんだけど、これを思い出す度に「今うちの冷蔵庫にあるもので冷やし中華作れるか?作れないか?」を考えてる。そして大体、無理!作れない!まず麺がない!ってなる。

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大森さんと渡辺さんが付き合ったきっかけって何だったっけ?と思って読み返したら「おでんの具の好みが一緒だったから」だった!

今はあんなにラブラブだけど最初はお互いに好みのタイプではなかったんだね〜。渡辺さんは最初のデートの時に妹から相手はどんな人か聞かれて「家康みたいな人」って言ってた(笑)

渡辺さんの元彼が「風邪ひいた時にあいつが作ってくれた卵酒すごい美味かったなぁ〜」って回想する話も好き。

モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。

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よりぬきピータン!!とびきり編

よりぬきピータン!!とびきり編

おかげさまで、読者の皆さまに長年愛されている『ピータン』シリーズ。その中から、長い人生で何度でも読み返したくなる「とびきり」の傑作をよりぬいちゃいました。ささやかだけど、心が躍るような日常の瞬間を、恋と家族と食とともに描いた伊藤理佐のけっさくオムニバス・ショート。各話が独立しているので、はじめましての方ももちろんそうでない方も!とーんとご賞味あれ☆な一冊です。

超倍速 よりぬき おかあさんの扉~12年の成長イッキ見!

超倍速 よりぬき おかあさんの扉~12年の成長イッキ見!

雑誌『オレンジページ』2024年2月17日号 付録だけ!は「超倍速 よりぬき おかあさんの扉~12年の成長イッキ見!」です。読者の皆さまの支持のもと「おかあさんの扉」は連載300回を大きく超えることができました。また連載を1年ごとにまとめた単行本も13巻を発行しました。今回は13巻の発売を記念して、1巻から12巻に収録された4コマ漫画1728本とイラスト288点のなかから、作品を厳選して一冊にまとめました「よりぬき版」が登場! 映画やドラマの再生速度を上げたり、スキップしながら視聴する「倍速視聴」さながらに、いやそれ以上の「超」倍速であーこの成長と登場人物たちの12年の暮らしを、イッキにご覧いただけます。「はみ出し扉」という小さなコラムでは、割愛したエピソードや作画秘話も紹介しました。どうぞあわせてお楽しみください。※本書は『オレンジページ2024年2月17日号』の特別付録をもとにしたデジタル限定の復刻版です。※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事・ 写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。

渡る世間はオヤジばかり

渡る世間はオヤジばかり

結婚を前提にお付き合いをしている彼を家族に紹介したい美香。しかし、そこに立ちはだかるのは頑固で、昭和気質で、情に厚すぎるオヤジだった!! 父親譲りの頑固さをもって対抗する美香だが、そこに母と姉も参戦してきてどうなる私の結婚!? 愛する娘を想うオヤジの気持ちが可愛くて、切なくて、最高に笑える、頑固父娘のハートフルストーリー。

お父さんの休日

お父さんの休日

本当は長編恋愛少女漫画を描きたかったのに、新人賞の〆切に焦って描きあげた父娘ネタの短編ギャグ。それがすべての始まりだった。今や講談社漫画賞・手塚治虫文化賞受賞作家となった伊藤理佐のデビュー作、大ボリューム&大きめサイズで待望の復刊!

おんなの窓

おんなの窓

『おんなの窓』単行本1巻と2巻を合わせ「そうなの独身篇、まさかの結婚篇」としてまとめた文庫版を電子化。 「そうなの独身篇」では、三十路・独身・マンガ家のセキララな日常が……。さらに「まさかの結婚篇」では、人々を驚愕させた結婚とついでにやっちまった一戸建て売りの顛末が描かれる。コミックエッセイ「妙齢おねいさん道」も収録し、妙齢おんなの生き様を「窓」全開でお届け!

なまけものダイエット

なまけものダイエット

痩せたら何とかなる?でも、頑張れない…!ダイエット歴30年越えのイトウが、手段を選ばずトライしたのは「寝るだけ、飲むだけ、食べるだけ」のなまけものダイエットだった!食べるの大好き、運動キライ、そしてなかなか動かないマンガ家のイトウ。身長158センチで、体重は47キロ~63キロとかなりの変動ぶりで、その差16キロ! 小さい頃からぽっちゃりで、ダイエット歴は30年越え。ありとあらゆるダイエットに手を出し、痩せたり太ったりを繰り返してきたけれど、そんなイトウが30代の頃にハマった、なまけものならではの「寝るだけ・飲むだけ・食べるだけ」ダイエット体験をコミックエッセイに。効果のほどはそれぞれですが、せめて笑って(腹筋を使って)お読みください!

おかあさんの扉

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伊藤理佐、40歳で母になる! 産休明け第1弾は、日々成長する我が子の姿をライブ感覚で描く失笑、苦笑、爆笑の三重笑4コマ144連発。 雑誌『オレンジページ』の人気連載が一冊になりました。 オットの人・吉田戦車さんの書きおろしコラム「おとうさんの扉」5本つき。

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