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親目線で見るインターナショナルスクール

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「へぇ、帰国? インター?」という会話を大学時代100回は聞きました。純ジャパにはわからない彼らだけが共有できる世界がそこにはあって、自分がそちら側に行くことは決して叶わない…。このフレーズを聞くたびに、虚しさと妬ましさが混じり合う複雑な気持ちになりました。

そもそも大学に入って初めて、私立でも公立でもない、インターナショナルスクール育ちの日本人がいるということに気がつきました。そのくらいインターは自分にとって遠い存在でした。なので、インターにはメチャクチャ興味がある…!
こんな面白い学校、もし幼稚園時代の自分が知っていたら間違いなく通いたがったはず。

というわけで、ネットのバナー広告を見てソッコーでポチりました。

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今まで本人の留学体験記などは読んだことはあっても、それを支援する母親目線で描かれたものは読んだことがなかったのでとても新鮮でした。
駐車場に止まってる車の外車率の高さや、ヘルシーな手作り弁当の持参率の高さなど。インターのことをタイトルで「セレブ学校」と称するだけあって、庶民親ならではの目の付け所が面白い。

学校行事や授業などは、まさに欧米の小学校という感じでやっぱりねという感じ。
一方で「さすが!」と感心したのは、低学年のときのバレンタインときに、お菓子と一緒に韻を踏んだメッセージを贈っていたところ。「こんなちっちゃい子がvalentines quotesを…!」とテンションがあがりました。
また、学年が上がるにつれて様々な理由でクラスメイトが退学して減っていくという事実は意外でしたが、よりよい教育を受けさせようと思えば当然の判断で納得しました。
トーコちゃんがグレード4のときに、英語力強化のために家で英語のDVDを観ることになったとき、「字幕がなきゃ話がわからない」といって字幕をつけていた話が好き。4年間毎日英語漬けでもこうなんだから、自分が海外ドラマを聞き取れなくても当然だと元気が出ました。
読み終わって気づいたけど、表紙に描かれているような外国の生徒の話はほとんど出てきません。ほとんどが日本人の裕福な家庭の子のエピソードに費やされています。

また、家族3人でギリギリの家計を協力して乗り越えている姿も印象的でした。
トーコちゃんが自転車通学をやめ徒歩にしたり、丈の短くなったブレザーを着ないでいつもカーディガンだったり…。トーコちゃん自身に通いたいという強い意志があるからこそ、みんな厳しい状況を耐えることができたんだろうなと思います。

最後に、この作品を読んでみて一番感じたのが「作者性格キツいなぁ…」でした。内容自体は面白いけど、作者のものの言い方がいちいち攻撃的・挑発的に感じられ、そこが気に障って純粋に楽しめませんでした。物言いに、朗らかさや余裕がまったくない。それだけ普通の親がインターに通わせるのは厳しいということなのでしょうが、読むのが結構しんどかったです。

…と思ったら、東條さち子東條さち子さんて海外でゲストハウスはじめました海外でゲストハウスはじめましたの人だったのか!! (納得)
あの妙な思い切りの良さと気の強さ、言われてみればという感じ。
あちらのお話では娘さんは冒頭の一コマでしか出てなかった(たぶん)ので、この方が一児の母であるということを完全に失念していました…凄まじい人だ。

ちなみに中学生になったトーコちゃんですが、「ゲストハウス」によるとフィジーに留学していたとのこと。すごい。

初めてのスリランカ旅行で、知り合ったスリランカ人から誘われたゲストハウス経営。フ...

いろいろ書きましたが、インターナショナルスクールという遠い世界の話を、気取ったところのない、庶民の目線で超身近に感じられる1冊なのでおすすめです。

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