中村珍の『誰も懲りない』の描き下ろしパートより抜粋。

登志子「お母さんのこと殴ったり蹴ったり、弟にも酷いこと言いました。おばあちゃん怒鳴ったし、お父さん捨てました。平気ですか…??私の人格めちゃくちゃです。居られます?私と」
鳥丸「ハハ、答えにく…けど〜私だったら、同じことをされたら殺すと思うから、殴るくらいならセーフじゃないですか?私だったらレイプされて〜じいちゃん殺してムカついて〜父ちゃん殺して、母ちゃんの前で不倫相手の男じっくり殺すぐらいするから。私のほうがめちゃくちゃなんじゃないですか?」
登志子「でも最低でしょ?!暴力振るう人…怖くないんですか私が…家族のこと殴るんですよ?!」
鳥丸「殴るだけで済ませたの偉いですよね」
登志子「でも…ちょっとはコワいでしょ?!コワがってくださいよ。私、殴ったんです!!最低って思ってくださいよ…!!家族殴るの最低じゃないなら私、お父さんに殴られたこと恨むの変みたいじゃないですか」
鳥丸「登志子さんのお父さんのことは私も恨んでいます。私の彼女こんなおかしな感覚に育てちゃって」
登志子「私のお父さん、鳥丸さんに恨まれる筋合ないです…!!」
鳥丸「登志子さんのお母さんも嫌い。私の彼女こんなに傷付きやすい人間にしちゃって」
登志子「私のお母さん悪く言うのやめてください…お願い!!!…大好きなんです。否定していいのも、肯定していいのも、私だけなんです。私の家族なんです」

架空(フィクション)でも、現実(ノンフィクション=リアル)でも、登志子と同じ気持ちを持つ人間は少なからずいます。

中村珍の『誰も懲りない』の描き下ろしパートより抜粋。

登志子「お母さんのこと殴ったり蹴っ...
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