清家雪子の世界をずっと見ていたい
清家雪子の世界をずっと見ていたい1ファンです。 この作家の中にはずっと「死」がありますね。 そのせいでほの暗かったりするけど心地よかったりもするから不思議です。 読み切りと聞いて、待ってた!と思いました。 連載も待ってますが読み切りもまた味があっていい! 「こんな時代なので〜」ってよく芸能人とかラジオとか、受け手の私らを慮って簡単に言うじゃないですか。 でも「こんな時代」の「こんな」には腐る程色々なことが詰め込まれているので正直簡単に言うなと思っちゃうんですよね。 そんなかる〜い「こんな時代」よりもこの漫画一作の方が多くを語れます。 正論とか綺麗な世論よりも一人の人間が思っている感情の方が好感もてるしリアルです。 もっと清家雪子の作品が読みたい1ファンの独り言でした。
当たり前すぎることいいますけど、漫画家って本当に想像力が豊かだなと思いました。いじめが原因で自殺することを決めていた少女が、コロナの影響で休校になり、実行できなくなった。これだけだと「なんで?」という気もしますが、彼女は自分をいじめたクソな奴らのせいで死んだということを世に知らしめたい。その一心で自殺を決意したという経緯があり、親の店のスナックも経営危機であることから、今死ぬと少なからずコロナのせいという解釈をされてしまう、からだそうです。
コロナが彼女の命を救ったという、よくわからない解釈もできないこともないですが…
ここ最近で死というものをより身近に感じるようになった気もしますが、彼女のようにある意味遠ざかった人もいるのかもしれない、とも思ったのでした。