いやわかるけど・・・
この作家さんは次回作の『花四段』でもそうですが、 全体的にキャラが滑ってます。 キャラクターが自由に動いてない感じです。 絵が下手とか構図が決まってないとか そういう画力的な拙さも感じるんですが それ以上にキャラが魅力的じゃないです いや魅力的なキャラを作ろうとしてる努力は伝わってくるんですが 努力が伝わってくる時点でダメっていうか・・・。 「あ〜、頑張ってるんだなあ」って感じ。
「ねぇ? 日本は、東京は、どう見える?」第21回文化庁メディア芸術祭【新人賞】を受賞した著者が贈る、移民バクちゃんの「すこし不思議」で「すこしリアル」なダイバーシティ物語。夢が枯れた故郷から地球へやってきたバクちゃん。永住をめざし賢明に生きるバクちゃんの目にうつる東京は、わたしたち「みんな」の世界かも。
故郷に食べられる夢がなくなったので地球にやって来たバクちゃんですが、子供ながらに永住権を取るために奮闘してる姿を見ると応援せずにはいられません。とても健気で可愛いです。宇宙と繋がってる東京メトロとか、成人したバク星人は人間に変身できるとか、現代の東京とファンタジーが混ざった世界観も面白いです。オリジナルな設定がとてもユニークなので、現実的に描かれている移民問題についても取っつきやすくなっていると思います。故郷がないってこんなに悲しいことなんだって思いました。