アヤメくん他キャラの個性とクセが強い!
絵がめちゃくちゃキレイなわけでもなく、 話に盛り上がりの波があるわけでもないのですが、不思議と読んでしまう。 アヤメくんは、今までの少女漫画になかった、 願望に素直でストレートで真面目で…言葉をそのまま受け取とるピュアな子!(いい意味で空気を読まない) こういう子いるよな~と、妙にリアルで可愛く思えます◎ あんまりラブ要素は多くないですが、 大学で研究とかしていた理系の方には共感するポイントが多いかなと!
セックスできなくなった新婚カップルの半年間、“褒められっ子”のホントは嫌いな言葉、地味女(35)と失礼オヤジ(40)の恋の始まり、失踪中の長女が置き去りにした夫とその家族など、おんなのホンネを自然体かつにぎやかに描いた8編を収録。誰よりも女子の“ホンネ”を描けるまんが家・雁須磨子の入門短編集。
セックスレスになってしまった新婚カップル。どうやら原因は旦那さんの心理的なものらしいけど、このまま話し合いもなく夫婦を続けていくのは難しいと焦った奥さんが強行手段に出ます。なんとカレーにバイアグラを仕込みます…!あらすじにすると笑っちゃうような無茶な内容みたいに感じますが、これが単行本のタイトルにもなっている「右足と左足のあいだ」というお話です。ラストはしみじみと感動するいい話でした〜。
色んな年代の女の子が登場する短編集なんですけど、どれも「あ、私もこんな風に思ったことある…」って共感しました。女の本音を描いてるのにギスギスしてないのがいいです。雁須磨子先生の漫画って難しい内容の話じゃないけど細やかなテクニック満載って感じで、これを楽しめるようになった自分は大人になったのかなってちょっと思いました。