本当は紙で欲しかったけど入手困難っぽかったので電子で読んでみました。(しかしよく調べてみると翻訳されてるのは電子版のみ…?)
書き込みが細かく丁寧なので、できるだけ大きい画面で読むのをおすすめします。

このインタビューも読みました。

『文藝春秋digital』は、2023年5月末に終了しました。今後は、新規登録なら「月あたり450円」からの『文藝春秋 電子版』をご利用ください。

村上春樹さんと細野晴臣さんに非常に縁があるというか、著者自身が好きなようです。この2人にピンときた方にはこの本も合うんじゃないかと思います。
途中で用紙の色を変えている理由も、インタビューを読んで納得できました。この本で言っている、音楽の「すきま」って、全ての楽器と歌が一瞬ピタッと止まるときのことを指しているのか、もしくは違うのかちょっとハッキリしませんが、ああいった経験を通して得た感情を作品に昇華させて、そして読者に届くというプロセスが、尊いものだと思えました。

絵を拡大してよく見てみると、ドットのトーンを上手く使って濃淡を出している事がわかります。電子ですがアナログのあたたかみを感じます。

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隙間

隙間

『隙間』を読んだ、誰か、お願いだから彼女の覚悟や怒りや叫びを、正面から受け止めて投げ返してあげてくれ。音楽でも、手紙でも、映画でも、もちろん漫画でもいい。とにかく、真っ直ぐに応答してほしい。そして、あなたは一人じゃないと伝えてほしい。その連帯の声が力強く挙がること。それがこの作品に触れた同時代の人間の責任であり、喜びだと思う。ーー是枝裕和(映画監督)「人の感情はどこから来て、どこへ向かうのだろう?」台湾・台北に暮らす女子大生の楊洋(ヤンヤン)。心をすり減らしながらも懸命に介護を続けていた大切な祖母を亡くし、深い悲しみに沈む日々を過ごしていた。さらに、想いを寄せていた男性には別の恋人がいて、自分を愛してくれない……。すべてから逃げるように、楊洋(ヤンヤン)は交換留学生として、近くて遠い異国・沖縄へと旅立った。異国の地での生活は、祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まったが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、少しずつ“私”を取り戻していくーー。「この残酷な現実に“さよなら”を告げて、私は行く。異国・日本へ。“はじめまして”を見つける旅へ」好きな音楽を聴き、本を読み、映画を観て、恋愛をして、普通の大人になりたかった“私たち”の、青春の“怒り”と“記憶”。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が紡ぐ、台湾と日本、過去と未来、私とあなたの物語。超厚【250ページ】の第1巻。●コミックビーム 公式X(Twitter)@COMIC_BEAM

緑の歌 - 収集群風 -

緑の歌 - 収集群風 -

“好き”の気持ちに、国境はない。はっぴいえんど『風をあつめて』。村上春樹『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』。岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて』。ゆらゆら帝国『バンドをやってる友達』。台湾・台北で暮らす少女・緑(リュ)は、日本の文化を通じて新しい世界と出逢う。見たことのない景色。初めての感情。そして不思議な少年と夢に。まるで、風に吹かれるように。これは音楽を愛し、物語に救われたひとりの少女と、あなたの物語。『猫を棄てる 父親について語るとき』(著・村上春樹)で、装・挿絵を担当した台湾在住の漫画家が贈る、初連載作品。世界が私を待ってる。初めての物語、初めての音、初めての夢が、私と出逢う、その時を。●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM

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