1000年不敗を誇る陸奥圓明流の使い手
主人公の陸奥九十九が1000年不敗を誇る陸奥圓明流の使い手として様々な相手と闘っていく物語と必殺技がとてもかっこよく、面白い漫画でした。 グレイシー柔術が400戦無敗でしたが、主人公は1000年無敗です。 圧倒的ですね。 近所のラーメン屋においてあり、飛び飛びで読んだのを思い出しました。
最強の男は誰か?
最強の格闘技は何か?
格闘技をする者がなりたいと思い、
見る者が見たいと思う、
「世界最強」
だが、現役格闘家は別として、
果たして、マニアが見たいのは本当に
最強の男、格闘技が決まる瞬間だろうか。
成績とか結果とか結論を知る瞬間だろうか。
そうでは無いと思う。
その結論に至るまでの過程が重要なのだ。
それが決まるまでの経過を、ドラマを見たいのだ。
極端に言えば、最強の戦士・格闘技が決定して、
勝者の手がレフリーに掴み挙げられる瞬間より、
最強候補がリングにあがって対峙してゴングがなる瞬間、
試合が決着するまでにいたる攻防、
それらを見て興奮して味わいたいのだ。
「修羅の門」はそれが判っている。
だから、神武館のオープントーナメントや
ボクシングの統一戦、ブラジルでのバーリトゥード、
それらの開催に至るまでの過程や、
各試合が始まるまでのストーリーも入念に描いているし、
その話がとても面白い。
そしてそれゆえに本番の試合がまた盛り上がる。
「最強」を決定するのに必要なのは
虚飾を排除したリアルな展開かもしれないが、
それをしすぎて単なるデータの抽出提示の過程に
なってしまったのでは
「世界最強」という男のロマンが無味で色あせてしまう。
だから主人公の陸奥九十九は
無謀な連戦もしたりする。
互いに万全な体調で戦いましょう、
公正明大にどちらが強いか確認しましょう、
とか必ずしもそうではない。
だから神武館のトーナメント戦でも
キックボクシング、シュートボクシング、プロレス、古武道、
それぞれの最強戦士とあえて戦う立場を自ら選ぶ。
そして大会主催者も相手の選手もそれを了承する。
その流れはリアリティに徹するならありえない流れだが、
格闘リアリティと格闘ロマンの両方を損なわず増幅させてくれた。
このシーンが描かれたとき、
「あ、この漫画、絶対に面白くなる」
と思った。
日本に古くから伝わり、底知れぬ破壊力をもつ幻の武術、陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)の使い手・陸奥九十九(むつつくも)が現れた!実戦空手道場・神武館(しんぶかん)をぶったおすため、九十九の荒技がさえる。段違いの迫力でせまる本格格闘技巨編、登場!!
日本に古くから伝わり、底知れぬ破壊力をもつ幻の武術、陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)の使い手・陸奥九十九(むつつくも)が現れた!実戦空手道場・神武館(しんぶかん)をぶったおすため、九十九の荒技がさえる。段違いの迫力でせまる本格格闘技巨編、登場!!