かしこ1年以上前編集黄色い本に収録されている短編の中で「マヨネーズ」が一番好きです。高野文子先生ご自身もこれは珍しくエロを描きましたというようなことをおっしゃっていたと思いますが、大人の恋愛模様を描いた作品です。 物語の始まりの巧みなカットの連続もかっこいいのですが、やっぱりスネウチさんのキャラクターが魅力的ですね。ひとことで言うとガサツな人です。彼が何にでもマヨネーズをかけることがタイトルの由来にもなっています。 タキちゃんがいつスネウチさんのことを好きになったのか明確には描かれてはいません。でも心の動きって自分でも予測不能だったりしますよね。すごくマンガっぽく描かれているけど実際の恋愛がモデルになっているようなリアルさがすごくあります。3わかるfavoriteわかるreply返信report通報
名無し1年以上前かしこさん、こんばんは 私はですね、たきちゃんはスネウチ氏のことを前から好きだったんじゃないかと思っております。というのも、ホテル行こうかと言われたあとの手話のシーン。「今日、サクラの花が咲きました」は、合格、というか、“言えない”(ということに会社ではされている)たきちゃんの喜びを意味していると読んでいるのです。「大切なお仕事」とはスネウチ氏との結婚なのではないか、とかとか。 ほかにも「昨日のことは無かったことにしてあげます」「留守電になにかはいってたのかな」というようなセリフから、スネウチ氏のことをよく観察して、把握している人ならではの愛ある(結婚までの距離をじっくり詰めているような)言葉に読めたりしてます。。「まだまだゆるさないぞー」は、“まだこのチャンスを終わらせないぞ”に聞こえます。。 いえ、完全な早合点かもしれませんが! 手当たり次第におしりを触る「セクハラオヤジで有名」なスネウチ氏が、たきちゃんに好意があってホテルに誘ったのかとか、手話の「白い犬が歩いています」が何を意味するのかとか、まだ分からないことはたくさんなのですが、マヨネーズが精子だと考えて一つずつ解明していけたらどんなに楽しいか、、!!と、興奮してます。笑 それと、かしこさんがレビューですでに「エロ」のことに言及されているのをさっき見ました。書いておられたんですね!🙇♀️ 改めて読ませてもらって、スネウチ氏が「何にでもマヨネーズをかけるのがタイトルの由来」と書かれているのを「精子」と読み替えて笑ってしまいました。笑 またしばらく探ってみたいと思います。 発見があればまたご報告させてください!🙏 黄色い本 ジャック・チボーという名の友人とくに好きな短編「マヨネーズ」8わかる
名無し1年以上前かしこさま、お久しぶりです。お元気でしょうか。 この度、ふいにWikipediaにて、「マヨネーズ」についてこんな一文を発見しました。 “高野は、それまで自分の作品になかった「大人のエロ」を入れたつもりだと語っている” そうするとですね、私としては「マヨネーズ」は、精子を意味するとしか思えなくなりまして、そう思うと、序盤でスネウチ氏がタコ焼きを食べる際にマヨネーズをこぼすのが股間のちょうど上であることがやはり「マヨネーズ=精子」だと言っているように思えます。 さらに、問題のページの一つ前、「たきちゃんはスネウチ氏を懲らしめるのに精だした」という語りも、この後たきちゃんが言ったと思われる「冗談」を解明する手がかりのような気がしてきてすごいです。 「もうじゅうぶんかかってますよぉスネウチさん」 、、、精子が??? 新たな真相が解明されようとしているんじゃないかという気がしていますことを、ここにご報告しておきます。 黄色い本 ジャック・チボーという名の友人とくに好きな短編「マヨネーズ」7わかる
かしこ1年以上前普通の漫画だったら「デジャブじゃないですか〜」のセリフの前か後に説明コマが入ると思うんですけど高野文子先生はそういうことをしないんですよね。より自然でリアルな人間同士の会話の流れをそのまま漫画にしているから、分かりにくさが生まれるリスクはあるけど、作品としての深みが増すから結果として面白い。 あおきさんのコメント読んだらタキちゃんとスネウチさんのやり取りにリアリティが増してめっちゃキュンキュンしました!あそこでタキちゃんの顔を隠すって匠の技ですよね〜!!単行本「黄色い本」の批評ってたくさんありますが、ほとんど「ジャック・チボーという名の友人」についてばかりなので、「マヨネーズ」について語り合えてとても嬉しかったです😊黄色い本 ジャック・チボーという名の友人とくに好きな短編「マヨネーズ」6わかる
あらすじ小説の主人公に自分を重ね、図書館で借りた本を読みふける少女。名作「チボー家の人々」を題材に採った表題作のほか、3編を収録。会社の片隅で繰り広げられる、恋か?セクハラか?本人たちにもわからない小さな騒動「マヨネーズ」、ボランティアが派遣先で起こすスリリングなすれ違い「二の二の六」など、バラエティー豊かに人生の真実と上澄みをすくい取る、たぐいまれなる作品集。ユーモアとクールな距離感が織りなす絶妙なバランス、名手による4編の物語をお楽しみください。続きを読む
黄色い本に収録されている短編の中で「マヨネーズ」が一番好きです。高野文子先生ご自身もこれは珍しくエロを描きましたというようなことをおっしゃっていたと思いますが、大人の恋愛模様を描いた作品です。
物語の始まりの巧みなカットの連続もかっこいいのですが、やっぱりスネウチさんのキャラクターが魅力的ですね。ひとことで言うとガサツな人です。彼が何にでもマヨネーズをかけることがタイトルの由来にもなっています。
タキちゃんがいつスネウチさんのことを好きになったのか明確には描かれてはいません。でも心の動きって自分でも予測不能だったりしますよね。すごくマンガっぽく描かれているけど実際の恋愛がモデルになっているようなリアルさがすごくあります。